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人物イラストの描き方|顔・体のアタリと比率の基本

絵の描き方。顔・体のアタリのつけ方、おすすめ書籍も紹介

人物の絵を描くときは、輪郭や髪などの細部から描き込まず、まずは顔の向きや全身の大きなバランスを決めることが大切です。
顔には中心線や目の高さ、体には頭・胴体・腕・脚の位置を示す簡単なアタリを置きます。
アタリで比率や向きを確認してから輪郭や髪などの細部を描き込むことで、描き進めた後の大きなずれを減らせます。

この記事では、人物イラストの顔と全身のアタリの取り方から、顔のパーツの位置、体の比率を確認するポイントまで解説します。

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人物を描く前にアタリの役割を知る

人物を描くときは、いきなり目や髪などの細部を描き込むのではなく、最初に全体の位置や向きを決めます。そのときに使うのが「アタリ」です。

アタリとは、完成線を描く前に、パーツの位置・向き・大きさを確認するための補助線です。
きれいに描き込むことが目的ではありません。顔なら輪郭・中心線・目の高さ、体なら頭・胴体・関節・手足の長さが分かる程度に、単純な線と形で置きます。

アタリから下書き・線画へ進む流れ

人物を描くときは、まずアタリで顔や体の位置・向き・大きさを決め、全体のバランスを確認します。アタリができたら、体の形や顔のパーツ、髪などを描き足して「ラフ」と呼ばれる下書きに進みます。

ラフで人物全体の形や細部を整えたら、その上から必要な線を整理して「線画」を描きます。線画が完成したら、色を塗って仕上げます。

このように、アタリ→ラフ→線画→着色の順に大きな形から細部へ進めると、途中で全体のバランスを確認しながら人物を描きやすくなります。

顔のアタリとパーツの位置

顔は輪郭から描く

顔を描くときは、まず輪郭から描き始めます。
輪郭を描くときは、おでこやアゴの広さも意識しながら、顔の大まかな形を決めましょう。

輪郭を描いた後に中心線を引き、目・鼻・口の位置を決めます。顔の向きや絵柄によってパーツの位置は変わるため、図を目安に全体のバランスを確認しましょう。

目は位置とバランスを考えて描く

目は位置とバランスを考えて

輪郭を描いたら、十字線でアタリをつけて目の位置を決めます。「おでこの頂点からアゴの先まで」の長さを基準にすると、半分より少し上が目の高さの目安になります。ただし、顔の向きや絵柄によって目の位置は変わるため、左右の高さや間隔を確認しながら調整しましょう。

目の大きさによっても、キャラクターの印象は変わります。大きな目は可愛らしく若々しい印象、小さな目は落ち着いた大人の印象になりやすいでしょう。白目と黒目の大きさも確認し、どちらかに偏りすぎないようバランスを考えて描きます。

口の位置と形で表情を作る

感情を表現する口を描く

口は、目とアゴの位置を基準に鼻の位置を決め、その下にアタリをつけて唇の幅や高さを決めていきます。
口の幅は、目尻から鼻を通り、反対側の唇の端までを結ぶ位置関係を目安にすると、顔全体のバランスを取りやすくなります。

口の高さは、線や影を使って表現します。
口の形は、漫画やイラストの絵柄に合わせてデフォルメすることもできます。
表情に合わせて口の形を変えることで、キャラクターの感情を表現できます。
大きく口を開けた場合はアゴの位置も後ろに下がるため、横顔を描くときは輪郭とのつながりも意識しましょう。

髪は頭の丸みと束を意識する

描くのが難しい髪

髪を描くときは、まず頭の形を把握するために、髪の毛がない状態の頭を描いてみましょう。
その上から髪型のアタリを取り、全体のボリューム感や生え際、髪の毛の流れを決めていきます。

生え際から髪がどの方向へ流れているかを意識し、髪は一本ずつではなく一束ずつ捉えて描きます。束が太いと髪の量が多い印象、細いとふんわりした印象になります。太い束と細い束を組み合わせると、自然な髪型を表現しやすくなります。

毛先や頭の外側は、束をまばらにすると適度なボリュームを出せます。髪全体を頭の丸みに沿わせ、毛流れを意識して描きましょう。

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体は大きなアタリから描く

体を描くコツ

人の体を描くときは、顔と同じように、いきなり細部を描き込まず、まず全体の位置や大きさを決めます。頭・胴体・腕・脚などを大まかな線や形で捉え、全身のバランスを確認してから細かい部分を描いていきましょう。

体の動きを自然に描くには、骨格や関節の位置を意識することも大切です。例えば、腕を上げたときに肘がどこに位置するか、腕を曲げたときに手のひらがどの方向を向くかを考えると、ポーズを立体的に捉えやすくなります。

全身のアタリを取る順序

身体のアタリをとる方法

体のアタリは、胴体を中心に、頭・腕・脚の位置を大まかに置いていきます。
アタリは各パーツの位置や長さを確認するためのものなので、細かく描き込む必要はありません。
頭身を数えるだけでなく、関節の位置や手足の長さを比べながら、全身のバランスを確認するためにも使います。

アタリを細かく描きすぎると、修正するときに時間がかかります。
慣れてきたら、線だけの針金人形のような形でも十分です。
小さく描くと各パーツの長さや大きさを確認しにくいため、全体を見渡せる大きさで描きましょう。

頭身と手足の比率を確認する

体の比率を考えて描く方法

体の比率を決めるときは、まず頭身を目安に全身の長さを考えます。
頭身とは、頭の大きさを基準にした全身の高さのことです。
人物の頭身は、絵のテイストやキャラクターによって異なるため、描きたい人物に合わせて調整しましょう。

頭身を決めたら、股関節や肘、膝などの位置を確認し、手足の長さとのバランスを整えます。
頭を大きく描く場合は、手足や胴体との比率も合わせて調整すると、全身のバランスが取りやすくなります。
比率はあくまで目安として、絵柄に合わせて調整することが大切です。

デッサン人形で関節と立体感を確認する

デッサン人形も役に立つ

「デッサン人形」は、人と同じ関節の動きをとることができる人形で、木製のほか、プラスチック製、3Dデジタル人形などがあります。
人物のポーズを確認する資料として、関節の位置や体の向き、立体的な動きを確認するときに役立ちます。

難しいポーズを描くときは、アタリで決めた動きをデッサン人形などで確認してみましょう。
腕や脚の付け根、肘、膝などの関節を意識し、平面的にならないよう体の向きや立体感を捉えることが大切です。

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まとめ|人物イラストのバランスを確認する

人物を描くときは、細部を描き込む前にアタリを使って全体の位置・向き・大きさを確認することが大切です。

人物のバランスが崩れていると感じたら、次のポイントを確認してみてください。

  • 顔の中心線に対して、目・鼻・口の位置がずれていないか
  • 頭身と手足の長さが、描きたい絵柄に合っているか
  • 肘や膝などの関節の位置が不自然になっていないか
  • 細部を描き込む前に、全身の位置や大きさを確認できているか

今回は、人物イラストを描くときの顔と全身のアタリの取り方や、顔のパーツの位置、頭身と手足の比率を確認するポイントについて解説しました。

頭身やパーツの位置には決まった正解があるわけではなく、絵柄やキャラクターによって変わります。
目安を参考にしながら、自分が描きたい人物のバランスに合わせて調整しましょう。

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