顔を描く練習をしたいけれど、役に立つ資料はないかな?
そんなときは、顔の写真が掲載されている書籍・資料アプリを活用するのがオススメです。
リアルな人間の顔の構造を理解していると、デフォルメした顔も描きやすくなります。
今回は、顔の資料を掲載した書籍・アプリをご紹介します。
この記事の目次
顔のデッサン用の資料本
喜怒哀楽の写真資料が載っている『表情カタログ おとな編』
『表情カタログ おとな編』(著:マーク・サイモン/マール社)は、様々な年齢・人種のモデルの顔写真を掲載している書籍です。
表情のバリエーションが豊富で、3000枚以上の写真を収録しています。
顔の構造・表情の両方を観察して、イラスト制作に活かしてみましょう。
同じシリーズの『表情カタログ こども編』(著:マーク・サイモン/マール社)も販売されています。
日本人モデルの写真を掲載した『ポーズ資料集 顔・頭』
『ポーズ資料集 顔・頭』(パイインターナショナル)は、日本人の顔写真を掲載した写真集です。
赤ちゃんや子供、大人や老人と、様々な年齢層のモデルの写真を掲載しています。
顔の描き方や陰影のつけ方など、イラストにする際のポイントも解説しています。
顔の構造の理解にも役立つ『スカルプターのための美術解剖学 2 表情編』
『スカルプターのための美術解剖学 2 表情編』(著:アルディス・ザリンス/編:加藤 諒/ボーンデジタル)は、人間の顔・表情を解剖学の観点から解説した書籍です。
頭蓋骨の形状や顔の筋肉、眉の部分の盛り上がりなどの作画の目印になる部分を、写真資料を交えて分かりやすく解説しています。
同シリーズは写真の掲載数も多いので、絵を描く際の資料としても役立ちます。
他の書籍よりも値段は高いですが、顔の構造からしっかり学びたい方にオススメの書籍です。
顔のデッサン用の資料アプリ
Webブラウザから使える「LIGHT REFERENCE TOOL」
「LIGHT REFERENCE TOOL」は、Webブラウザ上で動作する顔のリファレンスツールです。
左ドラッグで3Dモデルの角度を変えて、マウスホイールで拡大・縮小ができます。
右ドラッグとホイールドラッグで3Dモデルの移動ができます。
光源は、3Dモデルの周囲を移動しています。
光源の位置を固定したい場合は、画面下の再生バーの一時停止ボタンを押しましょう。
顔の角度ごとの写真を調べられる「Reference Angle」
「Reference Angle」は、3Dモデルの向きを設定して、同じ向きの顔写真を表示するWebアプリです。
ドラッグ操作で頭部の3Dモデルの角度を変えて、「SEARCH」ボタンを押すと写真が表示されます。
表情・性別・年齢の絞り込み検索や、smiling(微笑む)やMouth open(口を開ける)といった条件を指定することもできます。
写真共有サービス「Flickr」で掲載されていた、ライセンス許可済みの写真データを使用しているとのことです。
顔の写真資料を探す際に役立ててみてください。
シンプルな顔のモデルが見れる「Head Model Studio」
「Head Model Studio」は、iOS・Android端末で使用できる3Dモデルの表示アプリです。
ドラッグ操作で3Dモデルの角度を変えることができ、ダブルタップで角度の初期化ができます。
顔のパーツの調整や光源の調整ができ、3Dモデルの周囲に直方体のガイドを表示することもできます。
有料のプレミアム機能を購入すると、全てのモデル・機能を使えるようになります。
資料アプリとして人気の高い「Handy」
「Handy」は、iOS・Android端末で使用できる3Dモデルの表示アプリです。
手や頭部などのハイクオリティな3Dモデルを動かして、デッサンを確認することができます。
頭部のモデルも幅広く、女性・男性・平面状・高齢男性・頭蓋骨……と様々です。
光源や質感などの調整も細かくできるので、本格的な資料アプリをお探しの方にはオススメです。
まとめ
顔の資料を掲載した書籍やアプリの紹介でした。
顔を描くのが苦手な方は、頭部の構造や顔のパーツの位置を覚えてみるのもオススメです。
人間の頭部の形・構造を理解していると、デフォルメしたキャラクターの顔も描きやすくなります。