イラストで顔の陰影を立体的に塗るのが難しい……。そんなときは頭部の立体構造が分かりやすい3Dモデルに光を当てて陰影を確認してみましょう!
今回は、Webブラウザ上で簡単に角度・光源位置を調整して顔の陰影が確認できる「LIGHT REFERENCE TOOL」をご紹介いたします。
この記事の目次
顔の陰影をイラストで描く参考に。「LIGHT REFERENCE TOOL」
ArtStationで公開されているリファレンスツール
Free Artist Resource of the Day:
— ✨Sam Gushue✨ (@teacup_art) June 19, 2020
FREE 3D Lighting reference by William Nguyen. Light the planes of the face at any angle and rotation, all within your browser.https://t.co/SWDxPkp74e pic.twitter.com/RJxMf0Tibt
ArtStationは世界中のアーティストが利用している、絵の知識・技術の共有を目的にしたコミュニティです。
イラストメイキングや使いやすいブラシの紹介、アート関連の最新トレンドなど、役立つ情報が幅広く投稿されています。
3DキャラクターアーティストのWilliam NguyenさんがArtStationで公開している、「MALE HEAD, LIGHT REFERENCE TOOL」を見てみましょう。
LIGHT REFERENCE TOOLは、Webブラウザ上で動作するツールです。頭部の陰影・光の当たり方の参考に役立ちます。埋め込み用のコードも公開されているので、Webサイトのページに表示することができます。
LIGHT REFERENCE TOOLの使い方
画面下に表示されているタイムラインを操作して、光源の位置を決めます。頭部モデルの周りを移動している光源は、停止ボタンを押すことで位置を固定することができます。
マウスの左ドラッグで頭部モデルの回転、右ドラッグで頭部モデルの位置を動かせます。
マウスのホイール操作で頭部モデルの拡大・縮小ができ、左ダブルクリックでカメラを初期位置に戻せます。
Shiftを押しながらマウスの左ドラッグを行うと、2つ目の光源の位置を動かすことができます。
LIGHT REFERENCE TOOLは陰影の参考用に作られているので、凹凸のコントラストが明確です。
顔の立体は複雑なので、頭部を様々なアングルから見て構造を理解しておくと、顔のイラストも描きやすくなります。
難しいアオリ・フカンの構図や、下から光が当たる場合の陰影など、参考資料が見つかりづらいシチュエーションも簡単に作ることができます。
まとめ
Webブラウザ上で動作する、顔の陰影のリファレンスツールのご紹介でした。ツール制作者のWilliam Nguyenさんは、女性モデルのリファレンスツールも公開していらっしゃいます。顔の構造やライティングの参考資料をお探しの方は、ぜひ、LIGHT REFERENCE TOOLを使ってみてください。
「MALE HEAD, LIGHT REFERENCE TOOL」 ArtStation