マジックポーザー(Magic Poser)は、スマホ・タブレットで使える人気のポージングアプリです。イラストや漫画の制作に便利で、3Dモデルを動かして簡単に参考資料を作ることができます。 今回は、ポージングアプリ「マジックポーザー」の機能や使い方をご紹介します。
この記事の目次
マジックポーザーを紹介!ポーズや構図の参考にオススメのアプリ
マジックポーザーの概要
マジックポーザーは、iOS・Androidの端末で使用できます。 3Dモデルを直感的に操作することができ、短時間で参考資料用のシーンが作れます。- 3Dモデルを好きな角度で表示できるので、デッサン・ポーズの参考に使える
- 複数の3Dモデルを並べて、構図・レイアウト・対比の参考にするのもオススメ
- 光源の位置や強さも設定することができ、陰影・着彩の参考にも便利
マジックポーザーの特徴①.3種類のバージョンがある
2022年の9月現在、マジックポーザーは3種類のバージョンが提供されています。- 無料版
- Pro版(買い切り)
- マスター版(月額制のサブスクリプション)
マジックポーザーの特徴②.3Dモデルの種類が豊富
※解説では、マジックポーザーのマスター版を使用しています。マジックポーザーで扱っている3Dモデルの種類
3Dモデルを追加したい場合は、画面右下の〔+〕ボタンから3Dモデルの種類を選択します。 マジックポーザーで扱っている3Dモデルは、キャラクターから小道具、背景まで様々です。- リアル調(7.5頭身の人物)
- 様式化(7頭身、8頭身の人物)
- アニメ(5頭身、6頭身の人物、ちびキャラなど)
- ジオメトリ(立方体・球・円柱など)
- 武器(剣・銃・弓など)
- 家具(椅子・机・棚など)
- 自然(木・岩・地形など)
- 交通(自動車・バイク・船など)
- 建築(家・階段・橋など)
- 環境(部屋・浴室・キッチンなど)
- フード&ドリンク(カップ・ボトル・お菓子など)
- テクノロジー(パソコン・スマホなど)
- アクセサリー(帽子・傘など)
- その他(楽器・工具・本など)
キャラクターの3Dモデル
アニメ調からリアル調まで、5頭身〜8頭身の様々なキャラクターの3Dモデルが使えます。 ちびキャラクターのモデルもあるので、SDキャラを作画するときにも重宝します。小道具の3Dモデル
マジックポーザーのマスター版は小道具の種類も豊富です。 家具・楽器・食器などの日常シーンで使える物から、剣・銃・盾などの戦闘シーン用の物まで、様々なシチュエーションで使える3Dモデルが揃っています。背景の3Dモデル
家の外観・部屋・店前などの3Dモデルも用意されており、背景の参考にも使えます。マジックポーザーの特徴③.ポーズ・体型・髪型などもカスタマイズ可能
3Dモデルのアクションメニューを表示する
キャラクターの3Dモデルの関節(水色の丸)をタップすると、各関節の向きを調整できます。 また、キャラクターの3Dモデルの関節以外の部分をタップすると、画面下にアクションメニューが表示されます。 アクションメニュー内には移動・回転・スケールなどのボタンがあり、3Dモデルの位置や大きさを調整できます。3Dモデルのポーズをプリセットから読み込む
〔プリセット〕ボタンを押すと、ポーズのプリセット一覧が表示されます。 3Dモデルの関節を一つずつ動かしていくより手早くポーズが設定できるので、活用してみてください。3Dモデルの体型をカスタマイズする
〔カスタマイズ〕ボタンからは、3Dモデルの体型・髪型・洋服を変更することができます。 〔体型〕の項目では、筋肉質、肥満、痩せ型の3つの要素をスライダーで調節して、3Dモデルの体型を調整できます。3Dモデルの髪型をカスタマイズする
3Dモデルの種類によって、選べる髪型も変わってきます。 お好みの髪型をセットしてください。マジックポーザーの特徴④.手足は指の関節まで調整できる
3Dモデルの手をプリセットから読み込む
手の関節をタップしてアクションメニュー内の〔プリセット〕ボタンを押すと、手のポーズのプリセット一覧が表示されます。 プリセットを読み込むことで、簡単に手のポーズを作ることができます。3Dモデルの手の関節を調整する
親指・人差し指・中指・薬指の曲がり具合を、それぞれ調整することもできます。 各指の関節を細かく動かせるので、細かい手のポーズを作りたい場合に活用してみてください。3Dモデルの足を調整する
足も手と同様にプリセットからポーズを読み込むことができ、指の関節を調整することもできます。マジックポーザーの特徴⑤.照明もお好みで追加できる
3Dモデルと同様に照明も追加することができます。 照明には、指向性・ポイント・スポットの3種類があり、それぞれ光の当たり方に違いがあります。 陰影を強調したいときや、シーンの雰囲気を出したいときには照明も操作してみてください。マジックポーザーで参考資料を作ろう
難しい構図のイラスト・コマを描きたい場合などは、マジックポーザーの3Dモデルで再現してみると、イメージが掴めると思います。 インターネットで参考資料が見つからない場合なども、マジックポーザーを活用したいですね。ブラウザから使える「Magic Poser Lite」も公開されている
Magic Poserのホームページでは、Webブラウザ上で起動するMagic Poser Liteも公開されています。 製品版のMagic Poserと比べると、Magic Poser Liteは使える機能が制限されています。お試し用に使ってみてください。その他のポーズ・構図参考アプリ
頭部・手・足などの参考に便利な「Handy」
人物の頭部や手足など、体のパーツを参考にしたい方にはHandyもオススメです。 3Dモデルのクオリティが高く、操作も簡単で使いやすいアプリです。3Dモデルをアニメーションさせることもできる「イージーポーザー」
イージーポーザーはマジックポーザーと似たタイプの3Dポージングアプリです。広告の閲覧やPro版を購入することで、使用可能な3Dモデルを増やせます。 アニメーションにも対応しているのが特徴で、プリセットを読み込んで3Dモデルをアニメーションさせることができます。まとめ
スマホ・タブレットで使えるポージングアプリ、マジックポーザーの紹介でした。
マジックポーザーなどの3Dポージングアプリを使えば、イラストや漫画の参考資料を簡単に作ることができます。ぜひアプリをダウンロードして活用してみてください。