大自然の中で凛々しく勇猛に生きるオオカミ。オオカミを自分なりに描いていきたいのだけど、他の人はどうやって描いているんだろう…。
そこで今回は、ご自身の絵柄に落とし込まれたオオカミの解説をTwitterにまとめていらっしゃった、涼森さんのイラストから、描き方のポイントを学んでいきましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
※この解説イラストは涼森さんの個人的な描き方によるもので、涼森さんの絵柄のオオカミの解説です。
描き方のポイント
顔
顔を描く前に、複雑な顔の形を単純化して、大まかなアタリをとっています。涼森さんのオオカミは耳を大きくし過ぎず、牙を大きく描かれているのですね。
涼森さんはオオカミのアゴの力を強そうに見せたいので、マズルを厚めに描いています。逆に、キツネやコヨーテを描く際は、マズルを細めに描いています。(マズル:動物の口元、鼻、その周囲の部分のこと)
耳
耳の向きを変えても根元の位置をほとんど変えないことが、涼森さんが描かれるオオカミのポイントです。
耳の向きが横や後ろになった時、袋耳の表現を誇張して描かれています。耳という箇所一つを見ても、向きが変わることによって様々な表情が出てくることが分かります。
全身
涼森さんの場合は、オオカミの首を太く長く描かれています。勇猛な野生動物のがっしりとした体つきが表現されていてカッコイイですね。歩く時の首の角度、ツメの先端の形も意識して描かれています。
自分の絵柄に落とし込めるまで、写真をたくさん見て参考にすることが大事なのですね。
尻尾の先は丸めにしてモフモフとした表現を、涼森さんは優先しています。前足の間の間隔は狭めに、逆に犬の場合は広めに描かれています。口周りの黒い部分と歯ぐきの面積は多めに描いて、屈強な印象を出しています。
解説の補足
涼森さんが描かれるオオカミの解説でした。皆さんも楽しくオオカミを描いていきましょう。
まとめ
解説イラストを描かれた涼森さんより、「あくまで私個人の描き方で絵柄の一例であり、こう描けば正しいということではない」。「正しい狼が描きたい場合はちゃんと本物の資料をよく見て練習することが大事」とのことです。
自分の絵柄に落とし込みたい時や、本物らしさを表現したい時は、狼の写真等の資料を見ることも大事だそうです!
最後に、涼森さんのTwitterをご紹介します。素敵なイラストを投稿されておりますので、ぜひご覧ください!
涼森さんのTwitterはこちら