模写やデッサンの練習をしているけれど、被写体の形を上手く捉えられない……。
そんなときは、「ネガティブスペース」を使って絵のバランスを観察してみましょう。
今回は、絵の観察に役立つネガティブスペースについて紹介します。
ネガティブスペースで絵の観察力がUP
ネガティブスペースとは何か?
ネガティブスペースは空白の領域
「ネガティブスペース」とは、被写体の周りにある空間のことを指します。
反対に、被写体などの主要な要素がある空間は「ポジティブスペース」と呼びます。
解説図の場合は、人物の周囲の黒い領域がネガティブスペースで、人物のシルエットを形成する白い領域がポジティブスペースです。
ネガティブスペースは、主に絵のバランスを確認するために用いられます。
ポージング・構図を決める際やデザインの案出し、ドローイング練習など、絵の分野でネガティブスペースが用いられることは多々あります。
ネガティブスペースを活用しよう
ポージングなどのシルエットが分かりやすくなる
同じポーズを2パターンのアングルで撮影しています。
上段は何も意識せずに撮影したもので、下段はネガティブスペースを意識して撮影しています。
下段のアングルの方が、どのようなポーズを取っているかが伝わりやすいと思います。
下段のアングルには、腕を上げたときに生じる腕と頭部の隙間(ネガティブスペース)が存在します。
スペースは表裏一体なので、何もないネガティブなスペースが存在することで、被写体のポージング(ポジティブスペース)が強調されます。
構図を考えるときは、ネガティブスペースの観点でもバランスを確認してみると、シルエットが強調されて伝わりやすい絵になります。
デザインの視認性を確認する
アイコンやエンブレムなどをデザインするときはネガティブスペース(余白)を意識して調整しています!UIレイアウトにも使える考え方で、ネガティブスペースという視点で見てみるとまた違ったアイデアが出るかもしれません!#カプコンUI #ゲームUI pic.twitter.com/I5uEFt1lxs
— カプコン公式 CAP’SPERIENCE (@CAPCOM_UXD) July 24, 2024
デザインを考える際にもネガティブスペースが使われます。
シルエットを分かりやすくしたり、余白の幅を決めたり、ネガティブスペースを観察しながらデザインのバランスを調整していきます。
模写やデッサンで位置関係を正確に写す
輪郭に沿って模写したはずなのに、形が全然違う……。
そんなときは、ネガティブスペースの観点からも形状を確認してみましょう。
被写体の輪郭線だけを追っていると、先入観が入って角度や長さがズレがちです。
指の間にできるスペース、グリッド枠やキャンバス枠との間に生じるスペースなど、ネガティブな領域の形状も時おり確認してみるとバランスを把握しやすくなります。
お手本と描いた絵のネガティブスペースの形状が一致していれば、輪郭も正確に写せていることになります。
ネガティブスペースでドローイング練習ができるアプリ・Webサイト
簡単に使えるポージングアプリ「ArtPose」
「ArtPose」は、スマホ・タブレット・PCで使えるポージングアプリです。
プリセットから簡単にポーズを指定でき、操作性もシンプルなのが特徴です。
3Dポーズモデルをシルエットで表示する機能も搭載しており、ネガティブスペースの確認ができます。
30秒ドローイングで有名な「POSEMANIACS」
「POSEMANIACS」は、3Dポーズモデルや3Dハンドビューアを掲載しているWebサイトです。
人物のポーズモデルをネガティブスペースで表示する機能も搭載しています。
スマホやタブレットからも機能が使えます。
まとめ
ネガティブスペースの解説でした。
絵を観察するときにネガティブスペースの領域を追うことで、被写体のシルエットや正確なバランスが分かりやすくなります。
模写・デッサンが上手くいかない……とお並みの方は、被写体の輪郭だけでなくネガティブスペースも観察してみてください。








