イラストでも人気がある「猫」。
リアリティのある猫はどうやって描けばいいのかな?
今回はXから、のらぬこ。さんのご投稿を紹介します。
猫の毛並みを表現する方法や、おすすめのブラシを見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
リアル風の猫イラストの描き方
解説では、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使用しています。
①アタリと形を取る

猫のアタリを取ります。
ざっくりとで良いので、シルエットで形を取っていきましょう。
猫の写真など、資料を観察すると形が取りやすくなります。
②毛並みと輪郭をつける

毛並みと輪郭をつけます。
毛並みの表現には 「毛並みぼかし」 がオススメです。
なぞった箇所には毛の質感とぼかしが加わります。
輪郭を「毛並みぼかし」で伸ばし、フサフサとしている猫の毛を表現します。
③柄をつける

猫に柄をつけます。
「毛並みぼかし」に加えて、「情報量が増えるペン改」 も使います。
「情報量が増えるペン改」は、ハッチングのような表現ができるマルチラインのブラシです。
柄にも毛並みの質感を加えていきます。
④影をつける

影をつけます。
作例では上部からの光源で影を描いています。
頭の周り、口の下、胴の下部、胴から前足に落ちる落ち影など、陰影を描きます。
影つけも、「毛並みぼかし」と「情報量が増えるペン改」で毛並みの質感を加えます。
⑤細部を塗り込む

細部を塗り込みます。
ディテールを上げる工程なので、ここでも資料を見ながら塗りましょう。
細かい柄や汚し、目を塗ります。
⑥毛を追加して「パヤらせる」

頭・体・足に毛を追加します。
「情報量が増えるペン改」で毛をパヤらせると可愛くなります。
毛が外側に飛び出るように、上から乗せていきます。
⑦微調整をして完成

必要があれば微調整をして完成です。
シルエットや毛並みの表現など、どの工程でも資料を見ながら描くことが大事です。
皆さんも可愛い猫を描いてみてください。
猫の全身の描き方を解説した記事
こちらの記事では、猫の正面顔や耳、身体など、アタリの描き方を解説しています。
猫の体の構造を知りたい方は、参考にしてみてください。
まとめ
リアル風の猫イラストの描き方の解説でした。
専用のカスタムブラシを使うと、猫の毛並みが表現しやすくなります。
アタリから陰影まで、猫の資料を観察しながら描いてみてください。
最後に、のらぬこ。さんのプロフィールをご紹介します。
のらぬこ。さんはイラストレーターをしていらっしゃいます。
XやSkebでは、他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!