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猫の描き方。顔・身体の構造を理解して描いてみよう

更新日:2020.12.29
猫の描き方タイトル

可愛らしい風貌が人気で、ペットとして飼っている人も多い「猫」。今回は、飼っている猫のイラストを描きたいときなどにオススメな猫の描き方をご紹介します。
紹介するのは、pixivから伊達爾郎/Yielderさんの「猫の描き方」の投稿です。
猫の描き方だけでなく、描く際に知っておいたほうがよい猫の顔や身体についての知識を詳しく書いていらっしゃいます。
こちらの投稿を参考に、ぜひ猫のイラストを描いてみましょう! 

※この記事で紹介している内容は、ご本人の許可を得て掲載しています。

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顔や身体の構造を理解しながら猫を描いてみよう

猫の正面顔(頭)の描き方

まずは、猫の正面顔(頭)の描き方のご紹介です。
伊達爾郎/Yielderさんは、猫の正面顔の描き方を、楽しい絵描き歌風に描かれています。順を追って見ていきましょう。

1.猫の顔のベースを描く 猫の顔ベース

まず、上が大きく膨らみ、下に向かって細くなっていくマッシュルームの様な形をした顔のベースを描いていきます。
顔のベースを描く際に注意したいのが、上の膨らんで大きい部分はまん丸ではなく、少し横に伸びた楕円のような形をしているという点です。また、下の部分は顎なので、少し下に伸びている感じで描きましょう。

2.猫の顔のベースに目を描く 猫の目ベース

次に、先程のマッシュルーム型の顔のベースに、目を2つ描きます。図のように、猫の目は下の方にあり、マッシュルーム型の細くなっていく部分の近辺が程よい位置となります。
少しでも目の位置が違ってしまうと、全体的なバランスが悪くなってしまうので、この過程で目の位置はしっかりベースとして描いておきましょう。

3.猫の耳を描く 猫の耳ベース

顔と目のベースの次は、耳を描きます。
先程の目と同じく、位置に注意が必要です。目と同じく、位置によっては違う動物に見えてしまうので、しっかりお手本通りに描きましょう。

4.猫の目・毛・髭などを描き込んで完成 猫の顔完成

顔、目、耳を描いたら、それらを元に、目、毛、髭などを細かく描き込んでいきます。
いきなりは描けないという方は、伊達爾郎/Yielderさんが描かれたイラストをお手本に、描き込んでみましょう。その際には、1〜3の手順で描いたベースをしっかり意識ながら描くことが大事です。
また、描き込んでいく際には、きちんと猫に見えるように調整していくことも必要です。狐などに見えないように、パーツの大きさ、位置などに気を配り、時々全体図を見直しながら描くことをオススメします。

猫の頭の描き方について

猫の頭02

ここからは、猫を描く際にぜひ参考にしたいポイントを項目ごとにくわしくご紹介していきます。

まずは、「猫の頭」についてです。
図では、猫と人間の頭を横から見たものを比較しています。額・顎・後頭部でできた頭と、そこへ繋がっている首と肩の構造に注目して見てみましょう。下のイラスト部分の解説にあるように、猫の頭部は人間に比べ、前に引っ張られた様な構造をしています。頭部を描く際には、この点を意識しながら描くと良いでしょう。

猫の耳の描き方について

猫耳OK例

次は、「猫の耳」についてです。
猫の耳は、一方が開いたテントのような三角錐の形をしています。また、耳を後ろから見ると、カクッとした段差のようになっています。

猫耳NG例

NGな形は、平たい三角、円錐です。デフォルメのイラストではOKですが、リアル寄りに描きたいときは、平たい三角、円錐の形にならないように注意しながら描きましょう。

猫の身体の描き方について

猫の身体

続いては、「猫の身体」についてです。
猫の身体を、人間と同じく「頭→首→胸→腹→腰」の5つのパーツで考えてみましょう。(※可能であれば、人間の身体の構造が分かる資料を用意しましょう。それを手元に置きながら比較して見ると、より分かりやすいです)
図は猫の身体のものですが、人間と比べるとかなりバランスが違っていることが分かります。
そして、猫の身体はピーナッツのような形をしています。この身体に、棒人間のような手足を付けて練習してみると、本番で描く際にとても役立つそうです。
図の下部に描いてある棒人間の手足が付いているイラストを参考にしながら、ぜひたくさん描いてみましょう。
描く際には、「頭→首→胸→腹→腰」のバランス、ピーナッツのような形をしているということを忘れずに。

猫の手足の描き方について

次は、猫の「手足」についてです。
膝に見える部分は、実は「くるぶし」です。また、肩とももの形がチキンの様な形をしています。

もふもふについて

人間を描くときとの大きな違いは、「もふもふ(体毛)」です。
猫は、座る姿勢などをすると、手足がもふもふの毛に埋まって見えなくなります。
描く際には、その点に注意しましょう。

猫の手(指・肉球)の描き方について

猫の手NG

最後は、先程の項目にもあった「猫の手(指・肉球)」をさらにくわしく見ていきましょう。
猫のイラストで、よく指が3本になっているものを見かけますが、実際の猫の指は3本ではありませんので注意が必要です。
では、猫の手の指は本当はどうなっているのでしょうか?

猫の手OK

こちらは、猫の前足と後ろ足をイラストにしたものです。
前足は、掌球・指球・狼爪・手根球という名称の肉球が付いていて、指は5本、
後ろ足は、趾球・足底球という肉球があり、指は退化し4本です。
名称は覚える必要はありませんが、前足と後ろ足では、指の数が違うということはしっかり覚え、描く際には数に注意して描きましょう。
また、肉球はクッションの役割を持っているので、図のように少し厚みを持たせる感じで描くとより良く仕上がると思います。

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まとめ

猫の描き方のご紹介でした。
メイキングに沿って描くだけではなく、猫の顔や身体の特徴をそれぞれしっかり理解しながら描くと、より良いものに仕上がるでしょう。
また、実際の猫を観察しながら描くことはとても大事だと思いますので、猫の写真を用意し、隣に並べながら描くことをオススメします。
みなさんもぜひ伊達爾郎/Yielderさんの「猫の描き方」を試して、猫のイラストを描いてみてくださいね♪

伊達爾郎/Yielderさんの「ミニ講座_ネコの描き方」

最後に、伊達爾郎/Yielderさんのプロフィールをご紹介します。
伊達爾郎/Yielderさんは、pixivやTwitterにとても素敵なデフォルメイラストを投稿されています。ぜひご覧になってください。

伊達爾郎/Yielderさんのpixivはこちら
伊達爾郎/YielderさんのTwitterはこちら



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