デッサンや色塗りで陰影がうまく塗れない……。
そんなときは「稜線」を意識して、リアルな陰影を塗ってみましょう。
今回はXから、にがめてさんのご投稿を紹介します。
デッサンの稜線について見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
デッサンの稜線って何? 立体感を出すための知識
稜線とは何か?
デッサンにおいて、面と面の境界線や明暗の境目を「稜線」と呼びます。
稜線の部分はコントラストが高くなり、情報量が増えやすいという特徴があります。
稜線はどこにある?
- 面が大きく切り替わるところ
- 面と面の境界線
- 明暗の境目
稜線の見つけ方
稜線を選びながら描く
面と面の境界線が稜線なので、モチーフの中は稜線だらけです。
全ての稜線を意識して描くと平面的になりやすいので、メリハリをつけて描きましょう。
モチーフを薄目でボヤっと見て、光の塊と陰の塊を観察しましょう。
その際に、光が強く見える箇所や、コントラストの強い箇所が稜線になりやすいです。
稜線を意識したとき/意識しなかったときの比較
稜線を意識せずに描いた球体
稜線を意識せずに球体を描くと、どうなるのでしょうか?
明暗はしっかりついていますが、稜線が無いために、どこが手前なのかが分かりづらくなっています。
稜線を意識して描いた球体
続いて、稜線を意識して描いた球体を見てみましょう。
明暗だけでなく稜線も意識することで、球体の中での前後感が説明できています。
稜線を見つけて立体感を出そう
稜線の付近は情報量が増えるので、コントラストを上げて、細部の描写を増やしてあげましょう。
稜線を描くことで、立体の中での前後感が説明され、よりリアルな陰影に見えます。
デッサンの基礎を解説した記事
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まとめ
デッサンの「稜線」についての解説でした。
面と面の境界線や明暗の境目のことを、稜線と呼びます。
稜線を見つけた後は、コントラストを上げたり細部を描写したりして、前後感を説明しましょう。
稜線を意識することで、モチーフをよりリアルに表現できます。
最後に、にがめてさんのXとInstagramをご紹介します。
にがめてさんのXとInstagramでは、他にも素敵なデッサン作品を投稿していらっしゃいます。
デッサンのコツも分かりやすく解説していらっしゃるので、ぜひご覧ください!