お絵かき図鑑
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【初心者向け】アイビスペイントでドット絵を描こう。キャンバスやペンの設定など、基本から解説

更新日:2025.01.24
アイビスでドット絵アイキャッチ

ibisPaint(アイビスペイント)でドット絵を描いてみたい……。

キャンバスやグリッド、ドット絵用のペンは、どのように設定すればよいのだろう?

今回は、アイビスペイントでドット絵を描く手順をご紹介します。

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初心者向け アイビスペイントでドット絵を描こう

「ピクセル」と「ドット絵」とは何か?

ピクセルはデジタルイラストの最小単位

ピクセルとは

イラストを最大倍率まで拡大して見てみると、様々な色をした正方形が並んでいることが分かります。

この正方形の点は「ピクセル」と呼ばれており、デジタルイラストを構成している最小の単位です。

このピクセルを意識的に配置して、絵として表現したものが「ドット絵」です。

ブラシで線を引く感覚とは異なり、ドット絵では、点を打つような感覚でイラストを制作していきます。

①キャンバスサイズを設定する

小さめのキャンバスがオススメ

キャンバスの作成 マイギャラリーのメニューバーにある「+」ボタンを押して、新規ファイルを作成します。

大きいキャンバスだと細部まで拘ったドット絵が描けますが、色を配置する作業が大変になります。

最初のうちは、16px × 16pxや、32px × 32pxぐらいの、小さめのキャンバスサイズがオススメです。

ゲーム制作などで使われるドット絵は、データの効率を良くするため、2のべき乗のサイズで仕上げることが多くありました。

イラストの場合は、縦横の比率を自由に決めてOKです。

②グリッドを設定する

グリッドを表示する

グリッドと補間の設定

1px × 1pxのドットを打って絵を制作するので、グリッドを表示しておくと便利です。

画面右上にある表示メニューボタンを押し、「グリッド」欄のスイッチをONにします。

また、下部にある「拡大時の表示」が「ドット」になっていることを確認します。

「なめらか」に設定されていると、キャンバスを拡大したときに輪郭がぼやけてしまいます。

続いて、「グリッド設定」のボタンを押します。

グリッドの枠線を調整する

グリッドの枠線を調整

「グリッド線1の間隔」のスライダーを1pxに設定します。

これで、グリッド線が1pxごとに引かれるようになります。

③ブラシを設定する

デジタルペンを使う

ブラシの設定

ツールバーの中の「ブラシ」から、「デジタルペン」を選択します。

「アンチエイリアス」をOFFにして、ブラシサイズを1pxに設定します。

「消しゴム」のブラシ設定も、同じくアンチエイリアスをOFFにしたデジタルペンが便利です。

アンチエイリアスは線を滑らかにする機能

アンチエイリアスとは アンチエイリアスは、描いた線の輪郭を滑らかにしてくれる機能です。

アンチエイリアスをONにして黒い線を引くと、周りに灰色のピクセルが描画されます。

余白と黒線の間に灰色が置かれたことで、引きで見たときに線が滑らかに見えます。

便利なアンチエイリアスの機能ですが、1px単位のドット絵では、意図しない色が置かれてしまうことになります。

ドット絵の場合は、アンチエイリアスをOFFにしておくと便利です。

デジタルペンでドットを打つ

ピクセルを打つ

設定をしたデジタルペンでキャンバスをタップします。

1pxずつ色を置くことができます。

④参考用の画像を下絵にする

参考用の画像を用意する

参考写真 ドット絵に慣れないうちは、参考用の画像を下に敷いて練習するのもオススメです。

今回は、著作権フリーの写真サイト、「Unsplash」でダウンロードした写真を使います。

モチーフと背景の色がはっきり分かれている写真が、参考にしやすいです。

キャンバスに画像を読み込む

キャンバスに読み込む

レイヤーウィンドウを開き、カメラアイコンの「フォトライブラリから読み込み」ボタンを押します。

読み込みたい参考資料の画像ファイルを選択します。

画像のサイズを調整する

キャンバスに収まるように調整する

32px × 32pxのキャンバスに収まるように、画像を縮小して配置します。

小さいキャンバスサイズ上に画像を表示することで、ピクセルが目で確認しやすくなります。

参考資料の不透明度を下げる

不透明度を下げる

レイヤーウィンドウを開き、参考資料のレイヤーの不透明度を下げて薄くします。

その上に新規レイヤーを作成して、ドット絵を描いていきます。

⑤下絵を元にドット絵を描く

シルエットから取っていく

シルエットを描く

まずは、陰影などの細かい部分は考えずに、輪郭のシルエットから取っていきます。

さくらんぼの実の部分は、円形に近い形をしています。

写真をそのままなぞっても、歪んだ円形になってしまいます。

キャンバスを引きで確認してバランスを取りながら、歪みのないようにドットを打っていきます。

シルエットの完成

シルエットの完成

さくらんぼのシルエットが完成しました。

後で影色を塗りやすいように、赤色と緑色の部分はレイヤーを分けています。

クリッピングを使って、光や影を塗る

クリッピングが便利 緑色を置いたレイヤーの上に新規レイヤーを作成して、矢印マークのクリッピングのボタンを押します。

クリッピングを設定したレイヤーは、下のレイヤーから色がはみ出さなくなります。

光や影を塗るレイヤーは、下地にクリッピングしておくと便利です。

ドット絵の完成

ドット絵の完成

影やフレームの色を置いて、ドット絵が完成しました。

各色ごとに、新規レイヤーを作成しながらドットを打っています。

⑥作品の展示用に解像度を上げる

解像度の設定画面を開く

解像度調整の画面を開く

32px × 32pxの小さいサイズで作品を制作したので、サムネイルなどでは引き伸ばされて絵がぼやけてしまいます。

作品の解像度を大きく設定し直します。

ツール欄の下にある「キャンバス」を押して、「画像解像度変更」を選択します。

解像度を上げる

解像度を設定する

解像度の縦横のpxを上げます。

解説例では、32pxの20倍の640pxに設定しています。

そのまま解像度を上げてもぼやけてしまうので、計算式の設定をします。

「縮小計算式」を「サンプリング」にして、「拡大計算式」を「近傍近似」に設定します。

上記の設定で解像度を変更することで、ドット絵の形を維持したまま解像度を上げることができます。

⑦作品を出力する

画像を保存する

ドット絵の作品を出力する

画面右下の矢印のボタンを押して、「画像を保存」を選びます。

ドット絵の形を崩さずに保存したいので、「ファイル形式」を「PNG」に設定して保存しましょう。

ドット絵専用のアプリを紹介した記事

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ドット絵作品だけを制作したい場合は、専用のペイントソフトも検討してみてください。

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まとめ

アイビスペイントでドット絵を描く手順の紹介でした。

キャンバスやブラシを設定することで、アイビスペイントでもドット絵が描きやすくなります。

アイビスペイントで、素敵なドット絵の作品を作ってみてください。

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