色トレスは、線画の色を周囲の塗りに近い色へ変え、線と着彩をなじませる仕上げ方です。
イラスト制作に色トレスの工程を挟んで、絵の見栄えを向上させてみましょう。
今回はTwitterから、「かんべさん(@kanbe_oekaki)」の許諾投稿をもとに、黒い線画と色トレス後の違い、クリッピングを使う手順、線画に濃淡を付ける別パターンを紹介します。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
かんべさんの作例で見る色トレス
色トレスとは?
色トレスとは、線画の色を周囲の塗りに近い色へ変える作業のことです。
線画と塗りをなじませることで、自然な印象に見せることができます。
ここでは、かんべさんの作例をもとに色トレスの方法を紹介します。
色トレスの基礎知識
- 色トレスとは、線画の色変えの作業のこと
- 色トレスは、色塗りを終えた後の仕上げの工程で行う
- 色トレスをすると、自然な印象のイラストになる(線が浮かない)
作例1|クリッピングで線画の色を変える


色トレスをする前と後の作例を並べています。
色トレス前|黒い線画
色トレスをする前は、髪・まぶた・まつ毛・目の輪郭が、黒色の線で描かれています。
色トレス後|塗りに近い色の線
色トレスをした後は、髪・まぶた・まつ毛・目の輪郭が、赤みを含んだ茶色っぽい線で描かれています。
線に赤みを含ませたのは、そばに塗られている顔の肌色に近づけるためです。
線画の色が肌色に近づいたことにより、線と塗りがなじんで柔らかい印象になりました。
クリッピングを使った手順
新規レイヤーを作成して、線画のレイヤーにクリッピングします。
パーツごとに線と塗りがなじんで見えるように、線画へ色をつけていきます。
色トレスをしたレイヤーの不透明度を調整すると、色が合わせやすいです。
作例2|線画に濃淡を付ける


ここでは、線の薄い部分のみに色をつけられる「濃淡色づけ」の方法を紹介します。
濃淡を付ける手順
- 合成モードを「乗算」に設定したフォルダの中に、線画レイヤーを入れる
- 「乗算」のフォルダの一番下に、白色で塗った濃淡出し用のレイヤーを敷く
- 合成モードを「オーバーレイ」に設定したレイヤーを、「乗算」フォルダにクリッピングする
- 「オーバーレイ」レイヤーを、なじませる色(今回はピンク系の色を使用)で塗りつぶす
この手順で、線画の薄い部分のみに色をつけられます。
オーバーレイの効果を出すために、乗算のフォルダの一番下に、白色を塗ったレイヤーを置くのがポイントです。
色塗りの工程を動画で学ぶ
色トレスを含む色塗りの工程を動画で学びたい方には、オンラインのイラスト教室「パルミー」があります。
パルミーでは、プロのイラストレーターや漫画家による講座をオンラインで受講できます。
色の塗り方が学べる講座
かんべさんは、パルミーの「同じ手順で一緒に色塗り講座【制服編】」を受講して、色塗りの手法を学んでいるそうです。
この講座では、講師の白クマシェイク先生の塗り方・手順を真似しながら、色を塗る方法を学べます。
授業の資料を使って、色トレスの有無による印象の違いを比較されています。
パーツごとに色を変更する、色トレスの重要性を学ぶことができたとのことです。
「はじめての色塗り講座」では、イラストの色塗りについて基礎から学べます。
色トレスを含む仕上げ工程を、動画を見ながら練習したい方はチェックしてみてください。
パルミーでは他にも様々な色塗りの講座があるので、ぜひご視聴してみてください。
まとめ
今回は、かんべさんのイラストをもとに、色トレスの方法を紹介しました。
仕上げの工程で色トレスをすることによって、線画と塗りがなじんだ自然なイラストにすることができます。
- 色トレスは、線画の色を変える作業のこと
- 線画の色を、そばに塗られている色に近づける
- 各パーツごとに色を変えると、よりきれいに見える
色トレスのやり方をお探しの方は、かんべさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、かんべさんのTwitter・イラスト解説記事をご紹介します。
映えるまつ毛の描き方など、創作に役立つ解説を投稿されているので、ぜひご覧ください!










