手が難しくて描けない……。手を上手く描けるようになるには、何から始めればよいのだろう?
手が描けずにお悩みの方は、手の構造や形、アタリの取り方を解説した書籍から描き方を学んでみるのも良いと思います。
今回は、手の描き方を解説した書籍をご紹介します。
この記事の目次
手の描き方の本 5選
ベテランアニメーターが著者の解説本。『加々美高浩が全力で教える「手」の描き方』
『加々美高浩が全力で教える「手」の描き方』(著:加々美 高浩/SBクリエイティブ)は、手の作画で高く評価されている加々美高浩さんの書籍です。手の基本の描き方や手を使った演出の技術、手の実例ポーズ集を掲載しています。
手の基本を解説したチャプターでは、手の形や構造の説明、アタリの取り方、老若男女の手の描き分け方などを載せています。 実例ポーズ集のチャプターでは、グー・チョキ・パー・日常仕草・着衣・食事・アクション・演奏など、様々な手のポーズが登場します。
また、第2弾として『加々美高浩がもっと全力で教える「スゴい手」の描き方』(著:加々美 高浩/SBクリエイティブ)も発売されています。 第1弾は基本を中心とした内容でしたが、第2弾では、腕の描き方や影のつけ方、手を印象的に魅せる方法などを解説しています。
描き込み式で上達できる練習帳。『うつくしい手の描き方』
『うつくしい手の描き方』(著:きびうら・YUNOKI・玄米・HANA・アサヮ/玄光社)は、手の構造が学べる描き込み式の練習帳です。 手の解説の他に、なぞり描きのスペースが用意されており、お手本の手の形をなぞったり、アタリの上から手を描いたりして練習することができます。
手が上手くなりたいけど何をすればよいか分からない……と悩まれている方は、まずはなぞり描きから初めてみるのもオススメです。 なぞり描きでお手本の手の形を少しずつ覚えていき、徐々に模写などの練習にステップアップしていきましょう。
マンガで楽しく学べる解説本。『ヒロマサのお絵描き講座 手の描き方編』
『ヒロマサのお絵描き講座 手の描き方編』(著:うえだヒロマサ/廣済堂出版)は、手の描き方をマンガを通して学べる書籍です。 手を描くための心構えから解説が始まり、簡単な手の描き方や様々なポーズの手の描き方を紹介しています。
手を描くのが苦手な方や、一度つまずいてしまった人にも分かりやすく解説しているので、初心者の方でも安心して読んでいけます。
『ヒロマサのお絵描き講座』シリーズは、他にも顔と体の描き方をテーマにした書籍が販売されています。
アニメ業界の作画監督が解説している本。『手の描き方 神志那弘志の人体パーツ・イラスト講座』
『手の描き方 神志那弘志の人体パーツ・イラスト講座』(著:神志那 弘志/エムディエヌコーポレーション)は、アニメ業界の原画・作監・絵コンテなどで活躍されている神志那弘志さんの書籍です。 手の描き方の基本を解説したチャプターの後には、基本ポーズ編と応用ポーズ編があり、様々な手の形の描き方を覚えられます。
老若男女の手だけではなく、幼児や肥満体型、ゾンビ・獣人・メカなどの手の作例も登場します。ロボットやモンスターなど、様々なモチーフの手を描きたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
模写にもオススメの解説本。『手と足を描く (モルフォ人体デッサン ミニシリーズ)』
『手と足を描く (モルフォ人体デッサン ミニシリーズ)』(著:ミシェル・ローリセラ/監:布施 英利/翻:ダコスタ 吉村 花子/グラフィック社)は、様々なアングルからの手足の描き方を掲載しています。
手足のドローイングの作例が多数掲載されており、模写用の教材をお探しの方にオススメの書籍です。作画が難しい手足は模写の量をこなして、構造・立体感を把握してしまいましょう。
『モルフォ人体デッサン』シリーズは、他にも服のシワや筋肉をテーマにしたものなど、様々な種類が発売されています。
手のポーズ集や3Dモデルをお探しの方は
手の描き方の基本は理解したので、次は手を描くときの参考になるポーズ集や資料が欲しい……。 そんな方は、手の資料を掲載した書籍や、手の3Dモデルが見れるアプリなどを活用してみてください。
まとめ
手の描き方を解説した書籍のご紹介でした。 手の描き方が分からずにお悩みの方は、ご紹介した書籍を参考にしてみてください。手の構造や形のコツを掴んでいくうちに、苦手だった手も描きやすくなると思います。