体育座りや三角座りと言われる膝を抱えるポーズは、座り方の中でもポピュラーなものではないでしょうか。学校などのシーンだけでなく、落ち込んだ様子や考え込んでいるシーンでも体育座りは幅広く使われています。
よく見るポーズなのに、いざ描いてみると体の構造やバランスがなかなか掴みづらいもの。
そこで、この記事では漫画家の森下suuさんのツイートから、体育座りの描き方のコツをご紹介します。
※この記事で紹介している内容は、ご本人の許可を得て掲載しております。
この記事の目次
簡単な体育座りポーズの描き方
まずは森下suuさんがTwitterで紹介された『簡単な体育座りの描き方』をご覧ください。
おにぎり型から体育座りへ
体育座りの簡単な描き方は、おしりから下部分を「おにぎりの形」としてとらえるもの。
手足の組み方から考えて描こうとしてしまうと難しくなってしまいますが、まずは大きなおにぎりを描くというところからなら出来そうな気がしますよね。
おにぎりの下の奥がおしりの接着面、手前の方がかかとの接着面となり、頂点部分はひざの位置になります。
この形に添うように上半身、そして頭を簡単に位置取りします。上半身はやや背中を丸めた前傾姿勢になるようです。
この時点で体育座りらしい形が出来上がってきましたね。
ガイドラインに沿って体育座りポーズに肉付け
全体の位置取りが出来たので、頭、上半身、下半身と肉付けしていきます。
腕は膝の上に置き、抱え込ませるようなポーズにします。
これで、簡単に体育座りポーズを描くことが出来ました!
手足のポーズを変えることでバリエーションも
基本の形を保ちながら、腕や足のポーズを変えることで同じ体育座りにもバリエーションを持たせることが出来ます
膝だけをくっつけて、足を開いたバージョンの体育座りは、基本姿勢よりも少しかわいらしい印象がでますね。
体育座りは三角形を意識
おにぎりを描くことで、簡単な体育座りのポーズを描くことが出来るようになりました。このように、体育座りは大きな三角形としてとらえることで描きやすくなります。
より細かいところまで描けるようになりたい方は、こちらも参考にしてみてはどうでしょうか。
ここでも体育座りのアタリを取る時は大きな三角形を意識することをコツとして紹介されています。
まずは、頭、上半身、腰、下半身とパートをブロックのように分け、腰と膝と足首を大きな三角形で結んでいます。
アタリを付けた部分から肉付けすると、体育座りの出来上がりです。
体育座りの色んなパターンを紹介
さらに基本姿勢だけでなく、頭を膝に埋めたり、腕を伸ばしたり、つま先を動かしたりと、他のパーツの動きを変化させることによって印象を変えたり、キャラクターの心理描写を反映したりすることも出来ます。
落ち込んでいるシーンでも使われる体育座りのポーズは、フカンなど別の角度から描かれることも多いです。
他の角度から描く際には、このような作画資料を参考にしてみてはどうでしょうか。
まとめ
体育座りは座るポーズの中でも様々なシーンで使われるので、簡単な描き方を覚えておくとスムーズに作画が進められるでしょう。
さらに手足や頭の位置などでバリエーションを増やすことで、より一層キャラクターの描き方に幅がでるのではないでしょうか。
最後に、森下suuさんのTwitterをご紹介します!
キュンとする漫画や、イラストの描き方紹介など、プロの漫画家さんならではの投稿を沢山されています。ぜひご覧ください。