写真をトレスして背景を描くには、どのような問題をクリアすればよいのだろうか…。写真には著作権や肖像権が発生するため、どのように使用してよいかが分からない人も多いと思います。
そこで今回は、写真をトレスする時の問題点2つと、それをクリアにする方法をTwitterにまとめていらっしゃった、音井れこ丸さんの解説イラストから、写真の著作権や肖像権について学んでいきましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「音井れこ丸さん 写真をトレスする時の問題点2つとそれをクリアにする方法」この記事の目次
写真をトレスする時の問題点2つとそれをクリアにする方法
トレスとは、漫画の背景などを描く時に使われる技法です。
「トレスは悪い!」と思われがちですが、どんな問題があって、どうすれば問題をクリアできるのかを、学んでいきましょう!
2つの問題点
1.写真自体の権利
写真(作品)を撮った人の著作権があります。
2.写真に写った被写体の権利
被写体の肖像権があります。
写真自体の権利をクリアする方法(著作権)
①自分で写真を撮ります。
②撮った人に"使ってもいいよ"と、許可をもらいましょう。
写真に写った被写体の権利をクリアする方法(肖像権)
①被写体に"使ってもいいよ"と、許可をもらいましょう。
②被写体の形を変えてしまいましょう。
解説の例では別人にしています。
他にもある被写体の権利
人物と同じように、風景に写り込んだキャラポスターなどにも、権利があります。
仮に"三木"という有名キャラクターがいたとして、三木がポスターなどに写り込んでいる場合は、NGとなってしまいます。キャラクターを消してしまいましょう。
店の看板なども、よほどネガティヴな印象で描かない限りは訴えられませんが、厳密にはNGとなっています。
ましゅまろ亭は実際に存在しているので、看板の文字を変えるなどの対応が必要です。
普段からカメラを持ち歩いたり、作家友達とデータのトレードをしたりすると楽しいのでおすすめとのことです。
まとめ
写真を撮った人の著作権、写真に写っている被写体の肖像権があることが分かりました。街で撮影した写真をトレスで使用してもよいのだろうか…。そんなときは、音井れこ丸さんの解説イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、音井れこ丸さんのTwitterをご紹介します。素敵な作品をご投稿されていらっしゃり、漫画家としてもご活躍されていらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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