外国の漫画やアニメのような「カートゥーン調」の絵を描いてみたい!でも、国内のアニメに慣れ親しんでる自分に、カートゥーン調の絵を描けるのだろうか。描く際のテクニックはあるのだろうか…?
そこで今回は、カートゥーン調の絵の描き方をTwitterにまとめていらっしゃった、HARA-KIRIさんの解説イラストから、カートゥーン調の絵を描く際のポイントを見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「HARA-KIRIさん カートゥーン調の絵の描き方」ツイートこの記事の目次
カートゥーン調の絵の描き方
HARA-KIRIさんによる、「カートゥーン調」の描き方の解説です。
まず、海外アニメのキャラクターの輪郭に注目してみましょう。
・解説イラスト左のコーンフレーク君は、輪郭の角、指先などが、所々太くなっています。この太さがあるか無いかで、大分変わるとのことです。
・太くする場所は、指先、足の先、角、曲線の一部分、輪郭、などと沢山ありますが、感覚で付けているとのことです。海外アニメをよく観察してみましょう。
・上の解説イラストでは、キャラクターの周りを太くして、存在感を出しています。
・下の解説イラストでは、手前に来るほど線を太くしています。戦闘シーンなどは、線の主張が大きい気がするとのことです。
・線を太くしなくても、絵柄によっては何でもカートゥーン調になります。
・自分に合った描き方がおすすめ、とのことです。アニメの絵柄と距離を置いて、日本らしさを捨てることを意識されていらっしゃるのですね。
続いては、作者様のHARA-KIRIさんを実験台にした、様々なデフォルメ法を左の解説イラストから順に見ていきましょう。
・描きやすい、人間の形になっています。
・人間の世界を生きる棒人間のようです。
・基本的に、小さく人間を描く人のデフォルメ法です。サウスパーク、パワパフ(パワーパフ ガールズ)のような、キュートな感じになっています。
・太線が有るか無いかで、カートゥーン調にもアニメ調にも見える、とのことです。
次は、オリキャラを実験台にした、髪の描き方を見てみましょう。
どのくらいデフォルメをするかによって、髪の束の数や形も変わっていきます。
・図形で表せそうなシンプルな形のものは、どんどん図形化してしまいましょう。解説イラストの図形が北海道と言われて、納得できるぐらいのデフォルメにしましょう。
・髪の毛も、円や扇型のように、シンプルな形で表現しています。
全てのモノに生命とアクションを与えることを意識します。海外アニメは動きがオーバーになっています。
・直立の姿勢は、反らせると少し動きが出ます。
・驚き方も、思い切り後ろに反らせます。
・肩もよく動かせる部分なので、感情のオーバーな表現が可能です。
続いて、表情の表現を見てみましょう。
・顔からまゆ毛を飛び出させます。
・まゆ毛、目を左右非対称にすると、それっぽく見えるとのことです。
顔のパーツ1つをとっても、生き生きと動いてる様子が伺えます。
線を太くする場所を考え、図形も重視しながら、カートゥーン調の絵を描いてみましょう。
・クツとズボンを同じ図形の中におさめてしまうのも、HARA-KIRIさんがよく使うテクニックとのことです。
・"お前の顔、大丈夫か?"というくらい崩してみましょう。
・シンプルな形のキャラクターは、周りを太線でなぞるのがおすすめです。
・直立より反らせた方が、動きが出ます。
・殴られて吹き飛ばされてる姿勢を、反らしましょう。
海外アニメを沢山見ることが、大事なポイントなんですね!
まとめ
カートゥーン調の絵にするための、様々なテクニックを知ることができました。海外アニメのような独特の絵柄を描いてみたい、自分の絵をカートゥーン調にするためのポイントが知りたい。そんな時は、HARA-KIRIさんのカートゥーン調の絵の描き方を、参考にしてみてください。
最後に、解説イラストをお描きになりましたHARA-KIRIさんより、まとめです。 「これは僕が個人的に考えたコツです。 カートゥーン調は見本にするアニメや自分の絵柄の癖によって、色々と変わってきます。 ここで紹介した内容の全てがカートゥーン調ではありません。 色々なご意見があると思いますが、自分なりの絵柄で僕のツイートを参考にしてもらえたら光栄です。」
HARA-KIRIさんのTwitterをご紹介します。素敵な作品をご投稿されていらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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