TVアニメーションで見かける機会が多い「稲妻(スパーク)」のエフェクト。ひとまとめに「稲妻」といっても、その表現には様々な描き方の違いが見られます。
そこで今回は、稲妻(スパークの)描き方をTwitterにまとめていらっしゃった、るなむーさんの解説イラストから、稲妻の描き方を見てみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
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この記事の目次
稲妻(スパーク)の描き方
るなむーさんが描かれた、4種類の稲妻です。左にいくほどマンガ的な稲妻で、右にいくほどリアル目の描き方になっております。
一番左のマンガ的な形の稲妻は、「アンパンマン」や「ちびまる子ちゃん」、左から二番目は「ポケットモンスター」のピカチュウの電撃をイメージして、描いたとのことです。
満福神社が制作した、東方Projectの二次創作アニメーション「幻想万華鏡」の稲妻は、左から三番目あたり、とのことです。
光らせると、イラストのような稲妻になります。
以下、るなむーさんより、補足の解説です。
「この稲妻のように、中心を白くして周りに色の付いたフレアを置いて光ったように見せる手法を「透過光(とうかこう)」(トーカ光、T光)と言って、彩色以降の作業がデジタル処理になってから簡単にできるようになり、テレビアニメでも多用されるようになりました。
ガンダムの目などもそうですね。
なぜ「透過光」と言うかというと、アナログ時代は黒い紙に光らせたい形の穴をあけて、撮影台の下から光を透過させて撮影していたからです。時間もお金もかかるので、ここぞの場面や劇場作品などで使われました。」
スパークの形はマンガの教本などにもっと詳しく書いてあると思うので、せっかくなのでアニメーターらしく動かしてみました。
— るなむー (@Lunamoon55) 2017年7月28日
それっぽく見せるには、何となく素早くパカパカ動かして、最後に同じような形をゆっくり動かすようにすると目に残ります。月に叢雲OPのお空の制御棒の先がこんな感じです pic.twitter.com/T5Rx361KOe
るなむーさんが描かれた、スパークをアニメーションさせたときの動画です!
まとめ
稲妻の描き方にも、作品によって様々な違いがあることが分かりました。テレビアニメーションに出てくるような、綺麗に光るカッコイイ稲妻を描きたい!そんなときは、るなむーさんの稲妻(スパーク)の描き方の解説イラストを、参考にしてみて下さい。
最後に、るなむーさんのプロフィールをご紹介いたします。るなむーさんは、アニメーション制作サークル「満福神社」で、キャラクターデザインや作画監督として、ご活躍されていらっしゃいます。東方Projectの二次創作アニメーション『幻想万華鏡』をはじめとし、多数の作品を制作されていらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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