雰囲気のあるイラストが描けるようになりたいけれど、思ったように描けない。そう思ったことはありませんか?
そこで、今回の記事ではomaoさんのツイートから「雰囲気のあるイラストの描き方」を学んでいきましょう。
こちらの記事でご紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
雰囲気のあるイラストの描き方 基本編
⓵光と影を整理しよう
絵の良し悪しは遠目の印象で決まります。(SNSなど小さいサムネで表示される場合は特に。)なので、遠目でも分かるくらいはっきりしてる印象の強いものは引きつけられます。
イラストでそれをする場合、どうすればいいか。それは、光と影の関係を見やすくすればいいということになります。
例えば、単体でも日を手で遮ったりとか、逆光で顔を暗くしたりと、これだけでも雰囲気がガラリと変わります。
大まかな雰囲気は、初めの段階で考えておくと方向性が定まっているので作業が進みやすくなります。
⓶空間のレイヤーを作ろう
ここでは、空間のことは奥行きを指します。レイヤーはデジタルイラストの方ではなく、イメージとして捉えてください。
まず、絵の中を「遠・中・近」の三層に分けて考えていきます。この三層は、「遠・中・近」の三枚のレイヤーがあるとイメージしてください。
通常、近いものは大きく遠いものは小さく描かれますが、迫力や奥行きを出したい場合、これを極端に描いてみるといいと思います。
近くに物を思い切り大きく描いて、遠いものを省略して描く。こうすることで迫力が変わります。どんなシュチュエーションでもこれを取り入れることで一味違った絵になります。
応用編
では、光と影や空間のレイヤーを意識した絵を見ていきましょう。
下の絵はシンプルながら人物に持たせるアイテムや人物の前にある壁で光を遮ることで逆光になり影が多いことで雰囲気が出ています。
また、先ほどとは反対に密閉されてる空間の絵は中で差し込む光を上手く使うことで奥行きなどの空間を表現しています。
以下の絵ではプレートの連なりでパースをつけ、光が遮られる部分を作り空間を生み出しています。また、「近」のプレートを人物に被せることで奥行きを出しています。このように、光や影、空間に注目して色々なイラストを見るといいと思います。
まとめ
光と影、空間のレイヤーを意識に入れることで情報量が少ない中で見栄えのあるイラストを描けるようになります。始めは色々なイラストを見て光と影、空間のレイヤーを頭に入れておきながらインプットし、だんだんと今回学んだことを踏まえて絵にアウトプットしていくといいと思います。
皆さんもomaoさんのツイートを参考に雰囲気のあるイラストに挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後に、omaoさんのTwitterをご紹介します。素敵なイラストを投稿されておりますので、ぜひご覧ください。
omaoさんのTwitter