キャラクターを描く際に付いて回るのが、服のしわの表現。服のしわはポーズや材質によって形状が変わるので、複雑で描くのが難しいという印象を持っている方も多いと思います。
そこで今回は、しわの描き方をTwitterにまとめていらっしゃった、いしみさんの解説イラストから、服のしわを描く際のポイントを学んでいきましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「いしみさん 自分流しわの描き方」ツイート解説イラスト
シャツ
・張力の強い、えりの近くにしわを描きます。
・重さで下に引っ張られることを意識して、上から線を引きます。
・しわは下にいくに連れて広がっていくので、二等辺三角形の形を意識しましょう。
・ゆるい服は下がたるんでいるので、下部にしわを多く描きます。
・たるみでできる下部のしわは「<」(山カッコ)の形を意識しましょう。
・長袖も下に垂れることを意識して、下にいくほどしわの線を多く描きます。
・腕の部分はどこからしわが発生するのかを考えて、内側と外側にしわを描いていきます。
・ゆるめの服ということで、袖を丸っぽくすることを意識します。
・肩の部分も少し丸みをつけましょう。
・ぬい目の線を少し伸ばすように描くと、それっぽく見えます。
シャツのしわの描き方の参考例です。カメラのアングルや向きによってしわの見え方も変わってくるので、参考イラストをよく観察しましょう!
ズボン・スカート
・股下までの長さを狭めにすることを意識しています。
・ズボンは細いしわがたくさんできることに気をつけましょう。しわができることによって、ズボンの表面にも凹凸が発生することになるので、ズボンのぬい目もしわに合わせて描くことが重要です。
・ポケットはななめについていることに気をつけて、股のしわ以外は抑えめに描くことを意識します。
・ズボンの内側、股の間隔は意外に狭くなるので、くっつけて描きましょう。
・股下までの長さを広めに意識しています。
・下に重さで引っ張られる感じで、股の下部分はくっつけて描きます。
・ズボン全体に丸っぽく柔らかいしわを描きます。ズボンの下部の張力が強い裾の近くは、しわを多く描きましょう。
・全体的に丸くふわりとしていることを意識して、輪郭の線を描いていきます。
・しわは硬めに、あまり量を描かないようにしましょう。
・風になびくように描くとかっこいいです。
・柔らかいスカートは輪郭を丸っぽく描き、線も柔らかさを意識します。
・下に重さで引っ張られることによってできるしわを、スカートの留め具近くから発生していることを意識して描きます。
・プリーツスカートのような硬めのスカートは、まっすぐ折り目の線を入れましょう。
ズボンとスカートのしわの描き方の参考例です。こちらもポーズや構図によって、しわの見え方が変わっています。スカートは風の影響を受けやすく、なびきが発生することも多いので、参考イラストをよく見てしわの形を覚えましょう!
まとめ
解説イラストを通して、服のしわを描く際のポイントが学べたと思います。実物のシャツを見てもしわの形がよく分からない…ズボンはどこにしわができるの?そんなときは、いしみさんの服のしわの描き方を参考にしてみて下さい。
最後に、いしみさんのTwitterをご紹介します。素敵なイラストを投稿されてますので、ぜひご覧ください!
いしみさんのTwitterはこちら