華やかな女性キャラクターを表現する上で大事な装飾となるフリル。フリルは独特の形状をしているので描くのが難しそうですよね…。
そこで今回は、フリルのメイキングイラストをTwitterにまとめていらっしゃった、ごしさんのイラストから、フリルの描き方や構造を学んでいきましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
Twitter 「ごしさん かなり個人的なフリルの描き方」ツイートこの記事の目次
メイキング
フリルの描き方
①ざっくりと線を引いていきます。空気が入る箇所を作りながら線を引いていっています。
②フリルの表と裏を意識しながら線を繋げていきます。二つの工程だけでフリルが描けました。
フリルのシワの線の描き方によって、生地の硬い、柔らかいを表現しています。シワの線をまっすぐ描くとパリッとした硬めの生地に、シワの線を曲げたりシワを増やすとふわぁっとした柔らかい生地に見えます。
シワに角度をつけてもフリルに表情を出せます。
あとは応用で、硬そうなフリルの下にレースを描いたり、フリルを二段に重ねたりして、バリエーションを出しましょう。
ひだえりのようなフリル。フリルをふわふわと重ねると、パーティードレスのフリルのように優雅に見えます。
フリルの形/フリルの中
フリルの形にはどのような種類があるのかを見ていきましょう。
上は、ごしさんがいつも描かれるフリル。フリル一つ一つの形状にばらつきがあります。下は薄そうな生地のフリル。シワの間隔を狭くすることによって、生地を柔らかそうに見せています。
フリルを三角のシルエットにすると、魚のヒレのような雰囲気を出せます。フリルの間隔を広く均一にしていくと、硬そうなタックフリルのように見えます。
ぎょうざの皮のような可愛いフリル。折り目をまっすぐに規則正しく描くと、プリーツのような表現になります。
続いてフリルの中の種類です。
裏地に別の色を使用したフリルや、レースを使用したフリルがあります。上のフリルのふちに合わせすぎないよう間隔を空けると、動きを出せます。
さらに小さいフリルがあるもの。フリルに厚みをつけたりして、バリエーションを出しましょう。
広がる布
付け根からバーッと布を広げると、格好良くなびくマントのような表現になります。空気が入って膨らんだり凹んでいる箇所は、三角形のシルエットになっています。
ひねりを入れて布を広げると、柔らかくなびくドレスのような表現になります。布が終わって断面のように裏地が見えている部分を、木の葉型のシルエットで作ることを意識されています。こちらも空気が入って膨らんだり凹んでいる箇所は、三角形のシルエットになっています。
皆さんも思い思いのフリルや布を楽しく描いていきましょう!
まとめ
フリルは女性キャラクターの装飾の中でも、描く機会が多いと思います。フリルって複雑そうでどうやって描けばいいのか分からない…。そんなときは、ごしさんのフリルの描き方イラストを参考にしてみて下さい。
最後に、ごしさんのTwitterをご紹介します。素敵なイラストを投稿されておりますので、ぜひご覧ください!
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