線画は描き終わったけれども、いつものようにパーツ毎に色を塗って完成させる時間がない…でも、もう一押し何か欲しい。そんな風に思ったことはありませんか?
そこで今回は、単色絵のメイキングをTwitterにまとめていらっしゃった、はるかわ陽さんのイラストから、単色絵の塗り方を学んでいきましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
メイキング
CLIP STUDIO PAINTを使用しています。
①線画を用意します。今回のイラストでは、光源はキャラクターの上にある設定で陰を塗っていきます。光源に近く、光が強く当たる後頭部や背中の線画は、線を弱目に描かれています。
②自動選択ツールでキャラクターの外側の余白を選択し、選択範囲を反転させます。キャラクターの線画の内側の部分が選択された状態になりました。新規レイヤーを作成して黒色で塗りつぶし、作例のように灰色に見える辺りまでレイヤーの不透明度を下げます。
③光源を意識しつつ、光の当たる箇所を消しゴムで削っていきます。色混ぜツールやグラデツールで光と陰の境界からぼやかしていくことにより、なめらかな塗りを表現しています。
④先ほどの③レイヤーを複製して、お好みの色で陰の色を変えていきます。作例では紫色の陰にしています。
⑤陰の色を変えたレイヤーの不透明度を25%くらいに調整します。元の③の灰色陰のレイヤーと合わさって、気持ち紫風味の陰になりました。
⑥キャラクターの上部に光源があるということで上が明るくなるように、薄い紫のグラデーションを作りつつキャラクターを塗りつぶします。
⑦顔周りを強調させるためにハイライトを入れます。腕に垂れている前髪を中心に、顔周りの髪の毛に光を入れています。
⑧襟、髪の毛、左手、左足に気持ち光を柔らかめに入れて仕上げ終わりです。
薄い紫で陰影が表現されている、綺麗な単色絵の完成です!
まとめ
キャラクターの線画に陰を加えることによって立体感が増し、格段にイラストの印象が良くなると思います。単色絵ってどう描くんだろう、やったことがないから分からない…。そんなときは、はるかわ陽さんのらくがきを単色絵にするメイキングを参考にしてみて下さい。
最後に、はるかわ陽さんのTwitterとホームページをご紹介します。素敵な作品を投稿されており、漫画家やイラストレーターとしてもご活躍されておられます。ぜひご覧ください!
はるかわ陽さんのTwitterはこちらはるかわ陽さんのホームページはこちら