イラストを描いたけれど線画が浮いて見える……。
線画をどこに描くべきかを考えてみると、リアルで自然な見た目に仕上げられます。
今回はXから、織篠さんのご投稿を紹介します。
線画を描く箇所、描かない箇所の考え方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容は、ご本人の許可を得て掲載しています。
「線画」は立体のどこに描く?
織篠さんによる、線画を描く箇所、描かない箇所の解説です。
線画と塗りを馴染ませたい人や、リアルで自然な印象を出したい人にオススメの考え方です。
どこに線画を描くべき?
織篠さんの場合、線画に当たる部分は以下の3つと考えているとのことです。
- ①輪郭
- ②影
- ③硬い稜線
※稜線とは面と面の境界線のことです。
立方体の赤線で示されている部分が稜線です。
球体と布の解説例
ルールに沿って線画を描く(解説図・左)
球体・布の作例を載せています。
どこに線画を描けばよいのかを見てみましょう。
球体と布のシルエットを形成する「①輪郭」に沿って、線画を描いています。
下部の地面と接地している箇所は、「②影」も複合しています。
着色するときのポイント(解説図・右)
- ①の輪郭に当たる線画は、色トレスするとより馴染む
- ②の影に当たる線画は、色トレスする場合は「影色」を使う
- 折れた布は硬く感じるので、線画を描く
- 布のシワは硬くないので、線画を省く
色トレスとは、線画の色を変える作業のことを指します。
線画の色と塗りの色を馴染まるために、色トレスを行います。
イラストをより自然な見た目で仕上げたい方は、線画を描いた後に色トレスの工程を挟んでみてください。
また、物体の硬い・柔らかいを考慮することも大切です。
シワの部分は柔らかく輪郭でもないので、線画を描かずに塗りで仕上げるようにすると、リアルな印象が出せます。
織篠さんは、線画をオフにしても成り立つぐらいに塗りを整えるのが好きとのことです。
キャラクター絵の背景の部分など、あえて線画を描かずに表現する手法もあります。
キャラクターの解説例
続いて、キャラクターイラストの作例を見ていきましょう。
カラーを含めたラフを描いています。
先程の①輪郭、②影、③硬い稜線のルールに沿って線画を描きます。
服のシワの線画を省きたいけれど、線を無くすと立体感が把握できなくなりそう……。
そんなときは、別レイヤーを作って服のシワの線を補助的に描いておきましょう。
シワを描いたレイヤーは、影の色塗りレイヤーとして使います。
面や質感を意識して、線ではなく陰影で服のシワの凹凸を表現します。
まとめ
線画を描く箇所、描かない箇所の考え方の解説でした。
物体の輪郭・影・稜線を考えて、線画にする箇所を決めてみましょう。
布のシワのような柔らかい箇所など、線画を省くことで自然に見える箇所もあります。
最後に、織篠さんのプロフィールをご紹介します。
織篠さんはイラストレーターをしていらっしゃいます。
織篠さんのYouTubeでは、他にも素敵なメイキングや解説の動画を公開していらっしゃるので、ぜひご覧ください!






