お絵かき図鑑
お絵かき図鑑

【Blender】グリースペンシルの使い方。アニメーションの設定など基本を解説

更新日:2026.03.27
blenderのグリースペンシルの使い方アイキャッチ

Grease Pencil(グリースペンシル)は、Blenderの機能の一つです。
グリースペンシルを使うと、3D空間上に2Dの感覚でお絵描きができます。

今回は、Blenderのグリースペンシルの基本的な使い方をご紹介します。

業界最大手のお絵かき学習サイト!今なら無料お試し実施中

充実の講師・講座数!様々なプロのテクニックをものにして描ける自分になろう!
自宅で好きな時間に自分のペースで学習できるので空いた時間に学べる!
まずは7日間の無料お試しで体験しよう!

詳細はこちら >

Blender グリースペンシルの使い方

グリースペンシルとは何か?

Blenderは無料でダウンロードできる3DCGソフトウェアです。
Windows/macOS/LinuxのPCで使用できます。

3D作品の制作に使われることが多いBlenderですが、2Dアニメーションが制作できる「グリースペンシル」という機能も搭載しています。
グリースペンシルを使うと、3D空間上に2D感覚で絵を描くことができます。

グリースペンシルを使ってできることは?

  • アニメーションの動きのラフ作り
  • 2Dアニメーション作品の制作
  • 3Dオブジェクトへの描き足し

グリースペンシルのセットアップ方法

解説では、Blenderのバージョン5.1.0を使用しています。

2Dアニメーションのテンプレートを使用する

テンプレートを使用する場合

2Dアニメーション用のテンプレートを使うと、簡単にセットアップできます。
Blenderを起動した後、メニューから[File]→[New]→[2D Animation]を選択します。

グリースペンシル用にプロジェクトがセットアップされる

テンプレートを使用してグリースペンシルを使う

2Dアニメーションのテンプレートを読み込むと、レイアウトやモードがグリースペンシル用にセットアップされます。
この状態でビューポート上をペンでなぞると、絵を描くことができます。

グリースペンシルのセットアップ方法(テンプレートを使用しない場合)

テンプレートを使わずにグリースペンシルを使用する方法も覚えておくと便利です。

カラーマネージメントを設定する

カラーマネージメントの設定

画面右側の[Render]タブを押して、レンダープロパティを開きます。
[Color Management]の中にある[View]を、色の補正を行わない「Standard」にセットします。

グリースペンシルのオブジェクトを追加する

グリースペンシルオブジェクトの追加

デフォルトの立方体は使用しないので、立方体を右クリック→[Delete]で削除します。

次に、上部にある[Add]→[Grease Pencil]→「Blank」でグリースペンシルオブジェクトを追加します。
ショートカット操作のShiftキー+Aキーでも、オブジェクトの追加ができます。

「Blank」は、何も描かれていない空の状態でグリースペンシル用のオブジェクトが作れます。
「Stroke」と「Monkey」は、初期状態で線や猿が描かれています。

グリースペンシルのオブジェクトを選択する

グリースペンシル用のオブジェクトが追加される

[Blank]を追加すると、画面右上にあるアウトライナーにグリースペンシル用のオブジェクトが追加されます。
グリースペンシルを使用する場合は、このグリースペンシル用のオブジェクトを選択しておく必要があります。

ドローモードに変更する

ドローモードに変更

Blenderを起動したデフォルトの状態では、「Object Mode」に設定されています。
グリースペンシルで絵を描く場合は、「Draw Mode」を使用します。

ビューポート上に絵が描けるようになる

グリースペンシルで絵を描く

ドローモードに変更したので、ビューポート上にグリースペンシルで絵が描けるようになりました。

3D空間上に絵を描くときは、視点をxzなどの平面と平行にしておくと分かりやすいです。
テンキーの「1」を押すと、ビューポートの視点がxz平面に対して平行になります。

ブラシで絵を描く

ブラシの種類を変更する

ブラシの種類を変更する

ビューポートに絵を描くときは、画面左側のブラシアイコンの[Brush]ツールを選択します。

ブラシの種類を切り替えたいときは、下部にあるブラシ一覧から使いたいブラシを選択します。
エアブラシやインクペン、マーカーといったブラシが使用できます。

ブラシサイズや不透明度を調整する

ブラシサイズや筆圧を調整する

画面上部にある[Size]と[Strength]で、ブラシのサイズと不透明度の変更ができます。

横にあるペンマークのボタンは筆圧の切り替えボタンです。
ONにしていると筆圧が適用され、ブラシサイズや不透明度に強弱がつきます。

線のブレを抑える

線のブレを抑える

画面上部から[Stroke]→[Stabilize Stroke]にチェックを入れると、線のブレが抑えられます。
「Factor」を増やすほどブレが抑えられますが、描画の遅延も増加します。

図形を描画する

図形を描画する

画面左の[Box]を長押しすると、図形のツール一覧が表示されます。

[Box]や[Circle]を選択して、ビューポートをドラッグして図形の大きさを決めます。
その後、Enterキーを押すと図形が描画されます。

線の色を変更する

マテリアルタブを開く

マテリアルタブを開く

グリースペンシルの線で使用する色はマテリアルで管理します。

画面右の[Material]タブを開くと、マテリアル一覧が表示されます。
2Dアニメーション用のテンプレートでは、デフォルトで4つのマテリアルが作られています。

これらのマテリアルの選択を変更することで、ビューポート上に描くときの線の色も変更されます。

新規マテリアルを作る

新しいマテリアルを作る

新しいマテリアルを作って色を設定する場合の操作です。
右上の「+」ボタンを押した後に、下部の「New」を押します。

新規マテリアルの色を設定する

新しいマテリアルの色を設定する

「Material」という名前のマテリアルが新規作成されました。

[Surface]→[Stroke]→[Base Color]を水色に設定します。
「Material」を選択してビューポートに絵を描くと、水色の線が描けます。

線の中を塗りつぶす

フィルツールで塗りつぶす

フィルツールで塗りつぶす

塗りつぶしをしたいときは、画面左から[Fill]を選択します。

フィルツールは、お絵描きソフトのバケツツールみたいなものです。
線で閉じている領域の内側をクリックすると塗りつぶせます。

塗りつぶしの色はマテリアルから設定できる

塗りつぶしの色はマテリアルから設定可能

塗りつぶしの色を変更したいときは、[Material]タブの[Surface]→[Fill]→[Base Color]から色を変更します。
線の色と塗りつぶしの色は、同じマテリアルで管理することも、別々のマテリアルに割り振って管理することもできます。

ブラシツールで塗りつぶすことも可能

ブラシツールで塗りつぶすことも可能

ブラシツールを使いながら塗りつぶしたいときは、画面中央上部にあるストロークのモードを[Fill]か[Both]に切り替えます。

[Fill]は塗りつぶしの色だけが描画されます。
[Both]は線と塗りつぶしの色の両方が描画されます。

レイヤーを分けて絵を描く

レイヤーを分けて絵を描く

グリースペンシルにはレイヤーの概念があります。
お絵描きソフトのレイヤー機能と同じで、下のレイヤーに描いたものは重なって見えなくなり、上にあるレイヤーが優先的に表示されます。

画面右側の[Data]タブ→[Layer]からレイヤーを管理できます。

平面や3Dオブジェクトに線を吸着させる

特定の平面に固定して描画する

特定の平面に固定して描画する

画面中央上部にある[Drawing Plane]で、線を描画するポイントを指定できます。

  • View(現在のビューポートの視点に依存)
  • Front(XZ平面)
  • Side(YZ平面)
  • Top(XY平面)
  • Cursor(3Dカーソルの位置・角度に依存)

ビューポートの右上にあるXYZのナビゲートから、現在の視点を確認できます。
「Front」に設定すると、ビューポートの視点に関わらずXZ平面に線が描画されます。

3Dオブジェクトの表面に描画する

3Dオブジェクトの表面に描画する

画面中央上部にある[Stroke Placement]を「Surface」に設定します。
この状態で線を引くと、3Dオブジェクトの表面に沿って線が配置されます。

[Offset]を設定して表面から少し離れた場所に描くと、線が3Dオブジェクトにめり込むのを防げます。

アングルを変えて確認する

球体に沿って線が配置

アングルを変えて確認してみると、オブジェクトモードで追加した球体に沿って線が配置されています。

ペンツールで滑らかな曲線を描く

エディットモードに切り替える

エディットモードに切り替える

Blenderのバージョン5.0からペンツールが新しく追加されました。
ペンツールを使うと、ハンドルを操作して滑らかなベジェ曲線が描画できます。

ペンツールは「Edit Mode」で使用できます。
その右にある選択モードは、「Point」に設定しておく必要があります。

画面左のツール欄から「Pen」を選び、ビューボート上にハンドルを配置して線を描画していきます。

線の角の形状を切り替える

線を鋭角にする

滑らかな曲線を鋭角に変えたいときなど、線の角の形を変えたいときはハンドルタイプを変更します。
画面上部の[Point]→[Set Handle Type]から、ハンドルのタイプを変更できます。

線を滑らかにする

線を滑らかにする

ビューポートの右上にある[Item]→[Curve Data]から、線のパラメータを調整できます。

「Cyclic」にチェックを入れると、線が閉じて繋がります。
「Resolution」の値を増やしていくと、線の解像度が上がって滑らかになります。

複数枚の絵を描いてアニメーションを作る

ドープシート/タイムラインを表示する

ドープシート/タイムラインを表示する

アニメーションのキーフレームの設定は、[Dope Sheet]や[Timeline]から行えます。

[Dope Sheet]からは、レイヤーごとの移動・変形といったより細かい操作が可能です。
[Timeline]でも、表示する絵の切り替えなどのアニメーション編集ができます。

1枚目の絵を描く

1枚目の絵を描く

今回の解説では[Timeline]を使用します。

タイムライン上に表示されている青い線は、現在編集しているフレームを示しています。
青い線を1フレーム目に合わせて、1フレーム目に1枚目の絵を描いています。

2枚目の絵を描く

2枚目の絵を描く

青い線をドラッグして6フレーム目に移動します。

タイムラインの上にある赤丸は[Auto Keying]の設定です。
[Auto Keying]がONになっていると、グリースペンシルで絵を描いたときに、自動的にキーフレームが登録されます。

6フレーム目に2枚目の絵を描いたことで、自動的にキーフレームが登録されました。
現在は二つのキーフレームが登録されており、1~5フレーム目までは1枚目の絵、6フレーム目になると2枚目の絵に切り替わります。

オニオンスキンで前後の絵を表示する

オニオンスキンで前後の絵を表示する

[Onion Skin]にチェックマークが入っていると、前後のキーフレームで描いた絵が半透明で表示されます。
前の絵や次の絵を見ながら動きを作っていきましょう。

オニオンスキンは、ビューポートのモードがソリッド/マテリアルプレビューのときのみ表示されます。

オニオンスキンの設定値を変更する

オニオンスキンの設定値を変更する

[Data]タブの[Onion Skinning]の項目から、オニオンスキンの不透明度やキーフレームの範囲を設定できます。

キーフレームを複製する

キーフレームを複製する

キーフレームは右クリックの[Copy]と[Paste]で複製できます。
1枚目を描いたキーフレームと2枚目を描いたキーフレームを複製して、1 → 2 → 1 → 2と絵が切り替わるようにしています。

また、全体のフレームは、タイムラインの右上にある[Start]と[End]から設定できます。

アニメーションを書き出す

カメラとファイル出力の設定をする

カメラとファイル出力の設定をする

ビューポート上でShiftキー+Altキー+テンキーの「0」を押すと、カメラをビューポートの視点に合わせられます。
テンキーの「0」でカメラの視点に切り替えられるので、グリースペンシルで描いた絵が収まっているかを確認しましょう。

[Output]タブで、画面サイズや出力フォルダの場所を設定します。
動画で出力したい場合は、[Media Type]を「Video」に設定します。

レンダリングする

レンダリングする

メニューバーの[Render]→[Render Animation]で、タイムラインで設定したアニメーションを動画ファイルとして出力できます。

クリスタでチャレンジ!厚塗り風イラスト講座

厚塗りのエッセンスを取り入れた「厚塗り風」イラストの製作工程を実演を交えて解説します。
厚塗りイラストに興味がある方、情報量の多い絵を描きたい方にオススメ!

詳細はこちら >

ポップでかわいい女の子イラストメイキング講座

人気イラストレーターちょん*先生のイラストメイキング講座!
7日間の無料お試しで体験できます!!

詳細はこちら >

まとめ

Blenderのグリースペンシルの使い方の紹介でした。
グリースペンシルを使えば、3D空間上に2D感覚で絵が描けます。
動きのラフ作りや手描きアニメーションの制作、3Dオブジェクトへの描き足しなど、目的に合わせて活用してみてください。

関連講座
関連講座

逆光イラストの描き方をプロが徹底解説!

逆光に焦点を当ててハイライトの付け方や影の付け方をプロが解説!
重ねムラブラシを使いこなして塗りの上達を目指そう!
今なら無料お試し実施中です。

詳細はこちら >

光から描くキャライラスト講座

「光や影の色を鮮やかに表現したい!」
鮮やかな印象のイラストを描くためのテクニックを学ぼう!
今なら無料お試し実施中!!

詳細はこちら >

200講座が見放題!本気でイラスト学ぶならパルミー!

プロのイラストレーター陣が動画で解説
長期プランならプロによる添削&豪華特典付き!
\ 7日間の無料お試し実施中 /

詳細はこちら >

光から描くキャライラスト講座

「光や影の色を鮮やかに表現したい!」
鮮やかな印象のイラストを描くためのテクニックを学ぼう!
今なら無料お試し実施中!!

詳細はこちら >
記事の先頭に
もどる
記事の先頭にもどる

×