2026年3月、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のバージョン5.0がリリースされました。
きれいな線が引ける「スマートシェイプ」や手の作画に便利な「3Dハンドモデル」など、絵描きに嬉しい機能が追加されています。
今回は、クリスタのバージョン5.0の新機能をご紹介します。
この記事の目次
クリスタの販売価格、過去のアップデートで追加された機能
クリスタの概要
// CLIP STUDIO PAINT バージョン5.0を提供開始? \\
・綺麗な線や図形がすばやく描けるスマートシェイプ ・高品質で動かしやすい3Dハンドモデル などの新機能を追加したほか、描画性能が向上し、より描くのが楽しくなりました?️ ?詳しくはこちらhttps://t.co/HEaOQs4lQz pic.twitter.com/zoeWnZUKOv — CLIP STUDIO PAINT(クリスタ) (@clip_celsys) March 11, 2026
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)は、イラスト・漫画・アニメーションが制作できるペイントソフトです。
Windows/macOS/iOS/Android OSに対応しており、PCやスマホ/タブレットで利用できます。
クリスタは世界的に人気のペイントソフトで、5,000万人のクリエイターが利用していると発表されています。
クリスタのPRO版とEX版の違いは?
市販されているクリスタのグレードには、PRO版とEX版の2種類があります。
EX版はハイグレードモデルで、クリスタの全ての機能を使用できます。
EX版では、マンガの複数ページの管理ができ、長い秒数のアニメーション制作も可能です。
イラストのみを制作したいならPRO版、マンガやアニメーションを中心に制作したい場合はEX版……といったように、用途に合わせて購入するのがオススメです。
PRO版/EX版の機能の比較ページも参考にしてみてください。
クリスタのバージョン5.0の販売価格は?
PC版のクリスタは、買い切り制とサブスクリプション制の両方に対応しています。
スマホ/タブレット版のクリスタは、サブスクリプション制のみに対応しています。
また、クリスタのバージョン4.0をお持ちの方は、優待価格でバージョン5.0を購入できます。
①バージョン5.0の買い切り価格
| PRO | EX | |
|---|---|---|
| ダウンロード販売 | 6,900円 | 28,900円 |
| パッケージ販売 | 9,240円 | 38,720円 |
ダウンロード販売もパッケージ販売も、アプリケーションの機能の差はありません。
特にこだわりが無い場合は、安く購入できるダウンロード販売がオススメです。
また、バージョン5.0のPRO版をお持ちの方は、22,000円でEX版にアップグレードできます。
②バージョン4.0 → 5.0の優待価格(バージョン4.0をお持ちの方のみ)
| PRO | EX | |
|---|---|---|
| ダウンロード販売 | 2,900円 | 8,900円 |
バージョン4.0の買い切り版をお持ちの方のみ、バージョン5.0を優待価格で購入できます。
バージョン3.0の買い切り版をお持ちの方は、3.0 → 4.0、4.0 → 5.0と、順番に優待価格で購入していく必要があります。
バージョン1.0と2.0をお持ちの方は、優待価格での購入はせず、バージョン5.0を新規購入した方がお得です。
③サブスクリプションの価格
| PRO | EX | |
|---|---|---|
| 月額 | 480円 | 980円 |
| 年額 | 3,000円 | 8,300円 |
※上記は1デイバスプランの価格です。
初回申し込み時は、最大で6ヶ月間無料になります。
サブスクリプションの契約期間中は、常にクリスタの最新版を使用できます。
④アップデートプラン(買い切り版をお持ちの方)
アップデートプランとは、クリスタの買い切り版をお持ちの方(バージョンは問わず)が加入できるプランです。
バージョン5.0の買い切り版を購入している人は、将来的にリリースされるバージョン5.1や5.2の機能は使用することができません。
そこで、アップデートプランに加入しておくと、将来的にリリースされる機能も順次使えるようになります。
| PRO | EX | |
|---|---|---|
| 年額 | 1,200円 | 3,400円 |
初回申し込み時は1ヶ月間無料になります。
どのプランで購入すればいい?
クリスタのバージョン5.0を購入したいけど、どのプランで購入すればよいのか分からない……。
クリスタの公式ホームページでは、お使いのクリスタの使用状況に合わせたプラン診断ができます。
プラン診断では、使用しているクリスタのバージョンや使いたいデバイスに合わせて、おすすめの購入プランを提示してくれます。
クリスタの過去のアップデートで追加された機能
クリスタでは、バージョンアップをする度に便利な機能が追加されてきました。
過去のアップデートを含めて、どのような機能が追加されたのかを見てみましょう。
※過去に追加された機能を一部抜粋して紹介しています。
バージョン2.0から使用できる機能
- 3Dデッサン人形の顔パーツの細部調整が可能に
- カメラで撮影した手を3Dデッサン人形に反映できる「ハンドスキャナー」の追加
- オブジェクトをきれいに並べられる「整列・分布」の追加
- 光源を動かして陰影をつけられる「自動陰影」の追加
- ブラシ混色でリアルな混色が可能に
バージョン2.0からは、3Dデッサン人形に「体型/性別」が設定できるようになっています。
また、「3D頭部モデル」も使えるようになり、目・鼻・輪郭といった顔パーツの調整が可能です。
バージョン3.0から使用できる機能
- VTuberなどに使われるVRMファイルに対応
- 3Dオブジェクトの親子設定、3Dデッサン人形の左右対称化が可能に
- 「えんぴつ調」や「色収差」などのフィルターの追加
- 背景を透過したGIFアニメーションが作成可能に
- 書き出した作品にウォーターマークを設定できる機能の追加
バージョン3.0で追加された「えんぴつ調」フィルターは、鉛筆のハッチングで描いたような効果を出せます。
他にも、画像やグラデーションを元に色調補正をできる「カラーリファレンス」や、任意の画像をウォーターマークとして設定する機能などが追加されています。
バージョン4.0から使用できる機能
- ピンを打って人形のようにキャラを動かせる「パペット変形」の追加
- フィルターのプレビュー機能、カメラレンズ系のフィルターの追加
- 3Dオブジェクトにブラシで描画が可能に
- 投げなわ選択のスナップ機能の追加
- 読み込んだ動画に字幕や手描きイラストを追加できる
バージョン4.0からは、フィルター適用後の結果がプレビューで見れるようになっています。
「カラーフィルター」又は「フィルターギャラリー」から、フィルター効果を一覧で確認できます。
バージョン5.0から使用できる機能
- 描いた線をきれいに整えてくれる「スマートシェイプ」の追加
- 描画ツールの高速化と品質改善
- 手の作画に便利な「3Dハンドモデル」
- 色調補正が複数レイヤーに対してまとめて実行可能に
- UV・テクスチャ情報を持つ3Dオブジェクトにブラシで描画が可能に
クリスタVer 5 ペン入れに革命起きそう しかもラスターレイヤーです、これ pic.twitter.com/Bvam4JYV7Y
— Sweets中山@背景美塾 (@nakayama_haikei) March 11, 2026
2026年3月に公開されたバージョン5.0では、歪んだ線を整えてくれる「スマートシェイプ」の機能が追加されています。
髪の毛のペン入れなど、長くてきれいなストロークを描きたいときに便利な機能です。
また、バージョン5.0から、手の作画参考に便利な3Dハンドモデルが追加されています。
他にも様々な機能が追加されている
クリスタのアップデートでは、ご紹介した以外にも便利な機能が追加されています。
過去のアップデート内容を詳しく知りたい方は、バージョン毎の比較ページやリリースノートのページをご覧ください。
クリスタのバージョン5.0の新機能を紹介
ペン入れに便利な「スマートシェイプ」
スマートシェイプとは何か?
\ Ver.5.0 新機能紹介① / すばやく綺麗な線や図形が描けるスマートシェイプを追加しました?️
ツールを切り替えずに使用中のペン・ブラシの筆感を維持したまま使えるので、思い通りの線をスピーディーに描けます? ?詳しくはhttps://t.co/Chq7Ue3R8H pic.twitter.com/EMuuXP59PC — CLIP STUDIO PAINT(クリスタ) (@clip_celsys) March 12, 2026
スマートシェイプは、直線/曲線/図形を効率的に描ける機能です。
線を引いた後にペンを離さずに長押ししていると、スマートシェイプが実行されます。
描いた線が滑らかな線に補正され、ドラッグ操作で位置や大きさを調整できます。
- 直線/曲線/図形を効率的に描ける
- ペン入れで線が歪んでしまう人にオススメ
- 指描きやマウスを使った作画もやりやすくなる
ランチャーからの形の調整も可能
スマートシェイプを実行後、下部にランチャーが表示されます。
このランチャーからは、直線/曲線の切り替えや、正円/楕円の切り替え、三角形/四角形の切り替えができます。
使用中のブラシ設定に基づいた補正が可能
スマートシェイプでは、使用しているブラシ設定に基づいて線が補正されます。
使用しているブラシのタッチは、スマートシェイプで補正した後も保持されます。
また、ブラシのツール詳細パレットで[入り/抜き]をONにしておくと、補正した線にも入り抜きが適用されます。
スマートシェイプで描きやすいように、ブラシ設定も併せて調整しておくと便利です。
スマートシェイプのON/OFFは切り替え可能
メニューバーから[ファイル]→[環境設定]→[ツール]のタブを開くと、スマートシェイプの設定項目があります。
スマートシェイプ機能のON/OFFの切り替えや、スマートシェイプが認識されるまでの判定時間を調整できます。
描画ツールの改善
描画ツールの高速化
[ツール詳細]→[アンチエイリアス]タブに、「画質と速度」の項目が追加されています。
この項目では、ブラシで描画したときに、画質/速度のどちらを優先するのかを設定できます。
サイズが大きいブラシで描いたときに遅延が発生する場合は、「低品質(高速)」に設定することで遅延が抑えられます。
他にも、水彩境界の値が大きいブラシの描画速度や、塗りつぶしツールの処理速度が高速化しています。
にじみの高品質化
[ツール詳細]→[インク]の「下地混色(にじみ)」に、[にじみ品質]の項目が新しく追加されています。
「高品質」に設定すると、混色やぼかしのにじみ方が滑らかになります。
にじみの高品質化の比較
[にじみ品質]の「通常」と「高品質」のにじみ方を比較しています。
それぞれ1回のストロークで、雲の内側から外側にブラシを動かしています。
「通常」の方は、ブラシの筆跡が残ったようなにじみ方です。
「高品質」の方は、ブラシの筆跡が残らず自然ににじんでいます。
手の作画に便利な3Dハンドモデル
7種類のハンドモデルが使用可能
クリスタのバージョン5.0では、手の参考用に3Dハンドモデルが追加されています。
ベースの形状を含めた7種類のハンドモデルが使用できます。
- ベース
- ソフト
- スレンダー
- シャープ
- トゥーン
- ボリューミー
- ワイルド
ふっくらとした手の「ボリューミー」や、ゴツゴツした「ワイルド」など、キャラクターに合わせたハンドモデルを使ってみてください。
各ハンドモデルの形状は、ブレンド率や数値を調整して形をカスタマイズできます。
手のポーズは簡単に調整できる
ハンドモデルを直感的に動かせる「スライダーモード」では、下部に表示されるスライダーで指の曲げ具合を調整します。
関節を選択してスライダーを動かすだけなので、簡単に指の動きを作れます。
スライダーモードの他にも、従来の3Dデッサン人形の操作と同じUIの「ジンバルモード」に切り替えることもできます。
指/爪の長さや太さを調整できる
[ツール詳細]→[パーツ操作]→指のパーツから、指/爪の形状を変更できます。
キャラクターの性別やデザインに合わせて、指や爪の形を調整してみてください。
手の厚さや血管を調整できる
[ツール詳細]→[パーツ操作]→手のひらのパーツから、手のひらの幅や厚さを変更できます。
また、血管の有無や血管の強さも設定できます。
ハンドモデルの形状は3Dデッサンに反映できる
3Dハンドモデルで調整した手の形状は、3Dデッサン人形に反映できます。
3Dデッサン人形と同じレイヤーにハンドモデルを読み込み、[ツール詳細]→[オブジェクトリスト]を開きます。
ハンドモデルを3Dデッサン人形の中に持っていき、親子関係に設定すると、3Dデッサン人形にハンドモデルが反映されます。
色調補正が複数レイヤーに適用可能
\ Ver.5.0 新機能紹介③ / 選択した複数のレイヤーに色調補正をまとめて適用できるようになりました?
レイヤーを整理する手間がなくなり、効率的に仕上げが行えます?️ ?詳しくはhttps://t.co/uLLyDmF1au pic.twitter.com/KiheBpNn7i — CLIP STUDIO PAINT(クリスタ) (@clip_celsys) March 13, 2026
バージョン5.0からは、複数のレイヤーに対してまとめて色調補正をかけることが可能です。
元レイヤーは結合せずに残しておきたい。
でも、1枚ずつレイヤーを選んで色調補正をかけていくのは大変……。
そんなときは、Ctrlキー+左クリックでレイヤーを複数選択して、まとめて色調補正をかけてしまいましょう。
3Dオブジェクトにテクスチャペイントが可能
バージョン5.0からは、UV・テクスチャの情報を持つ3Dオブジェクトに対して、ブラシで描画することが可能です。
3DソフトウェアのBlenderなどで出力した3Dファイルに、ブラシで描き込むことができます。
(Blender側では、マテリアルのベースカラーに保存済みのイメージテクスチャを設定しておく必要があります。)
3Dモデルに質感や模様を加えたいときに活用してみてください。
まとめ
クリスタの過去のアップデートで追加された機能や、バージョン5.0の新機能の紹介でした。
バージョン5.0では、手の作画に便利な「3Dハンドモデル」など、様々な機能が追加されています。
クリスタの新機能を使いたい人は、バージョン5.0の購入を検討してみてください。






