バニースーツのキャラクターを描きたい。
光沢のあるエナメルの質感は、どうやって塗ればよいのだろう?
今回はXから、ゑいたさんのご投稿を紹介します。
バニースーツの塗り方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
バニー服のイラストメイキング

ゑいたさんによる、バニースーツの塗り方のメイキング解説です。
解説ではアイビスペイントXを使用しています。
以下のペンで着色をしています。
- Gペン
- フェードペン
- エアブラシ
他のペイントアプリでも、同じ手順でバニースーツを表現できます。
大まかに陰影・光を塗る
手順①.ベースを塗る

バニースーツの地の色である濃い黒を塗ります。
側面は反射光を多めに入れるので、少し明るい黒を塗っておきます。
手順②.大まかに反射光を入れる

大まかに反射光を入れます。
反射光とは、光が物体に当たったときに跳ね返ってくる光のことです。
キャラクターの髪など、周りにはピンクの物体が多いので、紫やピンクで反射光を塗ります。
手順③.肌からの反射光を入れる

矢印で示されている肌から近い部分に、反射光を塗ります。
光を柔らかく入れる場合は、エアブラシを使うのがオススメです。
細部の陰影・光を塗る
手順④.ハイライトの下地を塗り、反射光を削る

濃い黒でハイライトが入る場所を塗ります。
下に暗い色があると、対比で明るいハイライトが目立ちます。
ついでに、前の手順で入れた反射光を服のシワに合わせて削ります。
バニースーツのシワの入り方など、資料を参考にしながら進めてみてください。
手順⑤.ハイライトを入れ、体の凹凸を塗る

手順④で塗った箇所にハイライトを重ねます。
また、手順④で使った濃い黒で、体の凹凸を大まかに描きます。
手順⑥.ハイライトと反射光を増やす

ハイライトと反射光を増やします。
矢印で示されている箇所に白やピンクの光を入れています。
胸の下には、青味を含めた反射光を入れてアクセントを作っています。
また、手順④で塗った服のシワに沿って、繰り返し反射光を削ります。
細部のシワの量が多いので、根気よく進めていきましょう。
手順⑦.服の縫い目にシワを入れる

濃い黒を使って、服の縫い目にシワを入れます。
反射光も追加します。
手順⑧.さらに反射光を入れる

ピンク系と青系の色を使って、正面からの反射光を追加します。
光は少しぼかしています。
光をフチ取る、デザインを調整する
手順⑨.反射光とハイライトをフチ取りする

反射光やハイライトを黒でフチ取りして、目立たせます。
手順⑩.服に穴を開ける

お好みに合わせてバニースーツに穴を開けます。
穴の周りの影やハイライトには強弱をつけ、金属の質感や凹凸を表現します。
手順⑪.大きめのハイライトを入れてフチ取りする

矢印で示されている箇所に、大きめのハイライトを入れます。
手順⑨で塗ったように、ハイライトの周りは黒でフチ取りします。
手順⑫.服のシワに沿って反射光を増やす

服のシワに沿って、反射光を増やして削り、フチ取りをします。
この手順を、満足のいく表現になるまで繰り返します。
仕上げから完成まで
手順⑬.オーバーレイで色を乗せる

ブレンドモードをオーバーレイに設定したレイヤーを作ります。
エアブラシを使って、反射光の付近に明るいピンクを入れます。
手順⑭.加算・発光で色を乗せる

ブレンドモードを加算・発光にしたレイヤーを作ります。
バニースーツの左上の部分だけ、エアブラシでオレンジ色をほんのり追加します。
バニー服の完成

好きなパーツやベルト、ラメなどを追加して完成です!
光沢や陰影がリアルなバニースーツに仕上がりました。
まとめ
バニースーツの塗り方の解説でした。 最初は大まかに影や反射光を塗り、徐々に服のシワなどの細部に目を向けて、色を塗っていきましょう。 バニースーツの質感が表現できずにお悩みの方は、ゑいたさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、ゑいたさんのプロフィールをご紹介します。 ゑいたさんはイラストレーターをしていらっしゃいます。 Xやpixivでは、他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!