バラを描きたいけれど、形が難しい……。
そんなときは、シルエットからバラを描いてみるのもオススメです。
今回はpixivから、ゆかりさんのご投稿を紹介します。
シルエットからバラを描く手順を見ていきましょう。
この記事の目次
バラの描き方、塗り方をイラスト解説
実物や写真の資料を用意しよう

バラは複雑な形をしています。
描き始める前に、本物のバラや写真など、資料を用意しておくのがオススメです。
シルエットを描くときは輪郭を観察して、陰影を塗るときは明るい箇所や暗い箇所を観察します。
描く場所に応じて、ポイントを変えながら観察しましょう。
使用するペイントソフト

解説ではアイビスペイントを使っています。
クリスタなどの他のペイントソフトを使ってもOKです。
1.シルエットを取る

まずは、資料を参考にしながら、バラのシルエットを取ります。
シルエットは重要な部分です。
単色のシルエットだけでもバラっぽく見えるように描きましょう。
解説例の構図では、下部は丸みがあり、上部は3枚の花びらが輪郭に現われるように、シルエットを描いています。
2.大まかに影を塗る

影を塗り、シルエット内の花びらの形を明確にします。
花びらの裏の部分や、別の花びらからの落ち影ができる箇所に影を塗っています。
解説では、投げ縄塗り用のペンを使って影を塗っています。
3.細かい影を塗る

不透明度を下げたペンを使い、細かい影を塗ります。
花びらの下部を塗り、立体感を出しています。
バラの中央は、立ち上がるような角度の花びらが密集しています。
それぞれの花びらの形が分かるように影を入れます。
4.反射光を入れる

薄めの反射光を入れます。
バラの上部に光源があるので、反射光は下から当たります。
また、花びらの上部にも、メリハリで光を少し入れています。
5.花びらの間を塗る

花びらと花びらの間を、濃い影で塗ります。
別の花びらと密接している部分なので、光が当たりません。
最も濃い色を使います。
6.中心を描く

花びらが重なっている中心部分を描き込みます。
中央の複数の花びらの輪郭や影を塗り、花びらが密集している感じを強調しています。
7.オーバーレイで色を乗せる

合成モードをオーバーレイに設定したレイヤーを作ります。
エアブラシを使い、上部に黄色、下部に青色を塗ります。
8.葉っぱを描いて完成

葉っぱを描いてバラの完成です!
9.色を調整する

バラは赤色だけでなく、ピンク色や黄色など、様々な種類があります。
色調補正やカラーバランスなどで色相を調整してみてください。
バラを描くときのポイントのまとめ

- できれば本物のバラを買い、参考にする
- 構造より、シルエットでそれっぽさを出す
- 描き込みは中心ほど多くする
本物のバラを買って、参考資料にするのもオススメです。
シルエットでバラっぽく見せることと、中心ほど多く描き込むことを意識してみてください。
まとめ
シルエットからバラを簡単に描く手順の解説でした。
バラを描くのは難しそうですが、まずは単色でシルエットを取ってみましょう。
シルエットを押さえれば、後の色塗りもやりやすくなります。
最後に、ゆかりさんのpixivとXをご紹介します。
他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!