お絵かき図鑑
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服のシワの塗り方。クリスタ用のカスタムブラシも紹介

更新日:2025.06.20
服の塗り方メイキングとブラシ紹介アイキャッチ

「服の塗り」は、キャラクターイラストでも大切です。

立体感が感じられるように衣服の陰影を表現して、キャラクターの魅力を引き出しましょう。

今回はXから、織篠さんのご投稿を紹介します。

服の塗り方のメイキング解説や、オススメのクリスタ用のブラシを見ていきましょう。

※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。

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服のシワの塗り方 クリスタ用のブラシを紹介

メイキング解説の前に、使用するクリスタ用のブラシを見ていきましょう。

織篠さんのオススメを紹介しています。

ラフ用のブラシ

シャーペン

シャーペン

[シャーペン]は、クセがなく柔らかいブラシです。

クリスタの初期ツールで、[鉛筆]ツールの中に入っています。

線画用のブラシ

小作人ペン

小作人ペン

[小作人ペン]は、CLIP STUDIO ASSETSでダウンロードできるカスタムペンです。

筆圧で透明度が変わります。

着彩用のブラシ

クリスタの初期ブラシ

不透明水彩・透明水彩・ぼかし

織篠さんは、主に[不透明水彩]と[透明水彩]のブラシを使っているそうです。

[不透明水彩]で形を取り、[透明水彩]で伸ばして色を塗ります。

どちらも初期ツールですが、クリスタのバージョンによっては収録されていない場合があります。

その場合は、CLIP STUDIO ASSETSからダウンロードしてみてください。

他にも、エアブラシやぼかし用のブラシも使っているとのことです。

初期ツールの[ぼかし]は、[色混ぜ]ツールの中に入っています。

情報量が増えるペン

情報量が増えるペン 情報量を増やしたい箇所には、[情報量が増えるペン]を乗せると良い感じに見えます。

着彩で使うと楽しいブラシ

衣服の光と質感のためのエアブラシ

衣服の光と質感のためのエアブラシ

[衣服の光と質感のためのエアブラシ]は、ストッキングや革の質感を簡単に出せるブラシです。

革靴などのハイライトに使います。

テクスチャ-空気(ブルーグリーン)

テクスチャ-空気(ブルーグリーン)

[テクスチャ-空気(ブルーグリーン)]は、青緑系の質感ブラシです。

肌の血管などを描く際に使います。

服のシワの塗り方 メイキング

①ラフを描く

ラフを描く

ラフを描きます。

ラフの時点で、全体の色合いと明暗をざっくりと決めておきましょう。

シワなどの立体感も、描きこみます。

②線画を描く

線画を描く

ラフを元に線画を描きます。

このとき、輪郭と大きめの凹凸だけをなぞります。

③全体のシワ感をつかむ

全体のシワを塗る ラフを参考にして、全体のシワ感をつかみます。

シワを描くときのポイント

シワを塗るときのポイント

シワの仮置きには、線画と同じ[小作人ペン]を使います。

筆圧で濃淡を出せるので、シワの深い~浅いが表現しやすいです。

袖や胴などの筒状の部位は、つぶすとひし形になることをイメージしてみてください。

布の引っ張りやたるみも意識すると、リアルなシワが描けます。

④シワを塗る

シワを塗る

ベースカラーを置き、先ほどのシワを乗算レイヤーで乗せます。

光源からの立体感を説明するカゲも足します。

⑤シワとカゲを適度にボカす

シワとカゲを適度にぼかす

シワとカゲを適度にボカします。

シワが浅いほどボケが強く、深く鋭いほどボケを弱めてシャープにします。

ボケを強くする場合も、あくまで「カゲの形が分かる」程度にボカしを抑えましょう。

また、解説イラストは光源が右上側にあるので、照り返しの左下側が少し明るくなります。

ボカしを加えるときの例

ボカしを加えるときの例 カゲをボカすときの、良い例と悪い例を載せています。

上側が良い例で、凹凸と局面に沿った濃さとボケ幅になっています。

一方、下側はカゲをボカしすぎて、立体感が分かりづらくなっています。

また、解説例は光源が上部にあるので、地面からの照り返しで下部が少し明るくなります。

⑥全体を塗りこむ

全体を塗りこむ 全体を塗りこみます。

シワの塗りこみのポイント

シワの塗りこみのポイント シワを塗りこむときの3ステップの手順を紹介しています。

  1. [不透明水彩]で形を整える
  2. [透明水彩]で伸ばしつつ、シワの深さをコントロールする
  3. [ぼかし]で曲面の凹凸に見えるようにする

⑦仕上げ

仕上げ 全体のバランスを見てトリミングしつつ、明暗を整えます。 特に、人物のコントラストを意識します。 コントラストを確認したいときは、イラストをモノクロにしてみると、明暗が分かりやすいです。

奥側のキャラクター

奥側のキャラクターは、そこまで目立たなくてもいいように調整しています。

人物のウラを少し明るくして、シルエットを立たせています。

手前側のキャラクター

手前側のキャラクターがイラストのメインです。 膝の部分など、明るい面を強くして、シルエットを強調させます。

光源の反対側に位置する左下側は基本的には暗くなりますが、反射の光を入れて少し明るくします。

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まとめ

服の塗り方のメイキング解説でした。

服のシワは複雑なので、全体のシワ感を最初の方でイメージしておくのがオススメです。

カゲ色の濃さやボカしの具合を調節して、シワの浅い・深いをコントロールしてみてください。

最後に、織篠さんのプロフィールをご紹介します。

織篠さんは、イラストレーターをしていらっしゃいます。

織篠さんのXやホームページでは、他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!

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