イラストに立体感や重厚感を出すのに最適な塗り方が厚塗りです。でも、厚塗りはアニメ塗りと比べて難しそう、手を出しづらい…そんな印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は柴寅さんの簡単な男性の唇の厚塗りメイキングから、厚塗りのコツを学んでみましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
簡単な唇の厚塗りメイキング
まずは柴寅さんによる唇の厚塗りメイキングをご覧ください。
①水彩に近いブラシを選び、ブラシの不透明度と流量を70〜80%にしておきます。肌色をざっと塗っておき、赤みのある濃い茶色で唇の輪郭線を描きます。
②次に肌の影色と明るめの赤を足します。
③スポイトで塗りを整えましょう。この時、上唇は落ち影のままにしておきます。また、下唇と上唇との境目は塗った時のままの彩度を残しておくことがポイントです。
④落ち影のままだった上唇に、反射光として地肌の色をぼんやりと乗せます。
⑤地肌より明るい肌色をハイライトとして唇の端に少し乗せます。この時、ハイライトは白ではなく地肌の色をスポイトで取って調整します。
⑥鼻翼の境目やアゴ辺りにぼんやりハイライトを乗せてぼかします。足りないと思うところがあれば適宜ハイライトを足しましょう。
まとめ
厚塗りは、色を塗り重ねていくことで立体感を出す塗り方です。そのため、不自然にならないようにハイライトも真っ白ではなく地肌の色を取って調整することが重要なんですね。
また、今回は男性の唇を意識して描いているので、女性の唇を描く時はより彩度が高めだったり、ポッテリ感を意識して描くように注意しましょう。
皆さんもぜひ柴寅さんの簡単な唇の厚塗りメイキングを参考にして、厚塗りを始めてみてはいかがでしょうか?
最後に、柴寅さんのTwitterをご紹介します。素敵なイラストを投稿されてますので、ぜひご覧ください!
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