イラストの無断使用を防ぐために、ウォーターマークを入れたい……。
作品の雰囲気を損ねずにサインを入れる方法はないかな?
今回はXから、Kikiさんのご投稿を紹介します。
アイビスペイントでできる、オシャレなウォーターマークの作り方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
オシャレなウォーターマークの作り方
ウォーターマークの基礎知識
ウォーターマークとは何か?
「ウォーターマーク」とは、イラストや動画などの作品に入れる透かしのことです。
作者名・ID・サインなどをウォーターマークとして埋め込んでおくことで、作品の所有者が一目で分かるようになります。
ウォーターマークを入れる目的
- イラスト作品の所有者を明確にする
- 無断転載や盗用を防止できる
ウォーターマークを入れることで、「作品を無断で使わないでください」という意思表示になります。
丹精を込めて制作した作品を、無断使用から守るための手段がウォーターマークです。
※当記事で解説しているウォーターマークの制作手順は、機械学習とその出力を完全に防ぐためのものではありません。イラストの作者/作品の権利を守ることを目的とした、意思表明の一つです。
①文字入れツールで文字を入れる
アイビスペイントでは、[文字入れツール]を使ってテキストを入力できます。
テキストを入力したレイヤーは、レイヤーウィンドウのメニューから、ラスタライズしておきましょう。
ラスタライズをすることで、テキストにフィルターをかけられるようになります。
著作権がフリーのウォーターマーク素材を読み込んで、お好みの位置に貼り付けてもOKです。
②フィルターの「水滴(丸)」を選ぶ
[フィルター]を選択して、[スタイル]→[水滴(丸)]を選びます。
③「水滴(丸)」のパラメータを調整する
パラメータの調整例1(立体的なウォーターマーク)
フィルター設定の初期値から、パラメータを調整します。
解説イラストのウォーターマークの場合は、以下の値に変更しています。
- 距離:20%
- つぶし:23%
- 高さ:5px
- 滑らかさ:1%
パラメータの調整例2(平面的なウォーターマーク)
数値の調整次第で、ウォーターマークを目立たせずに、平べったい形にすることもできます。
- 距離:25%
- つぶし:40%
- 高さ:3px
- 滑らかさ:6%
どちらの場合も、[水滴(丸)]のその他のパラメータは、全て初期値に設定しています。
ウォーターマークの使用例
[水滴(丸)]で作成した、ウォーターマークの使用例を載せています。
どのイラストのウォーターマークも絵の雰囲気に馴染んでおり、オシャレな印象が出ていますね。
「水滴(丸)」のその他の使い方
[水滴(丸)]のフィルターは、ガラスのタイルやメガネの屈折を表現する際にも使えます。
文字入れ以外にも便利なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
アイビスペイントを使って、オシャレなウォーターマークを入れる方法の紹介でした。
作品内にウォーターマークを入れておくことで、イラストの所有者が明確になります。
イラストの無断使用を防止するために、ウォーターマークを活用してみてください。
最後に、KikiさんのXやSkebをご紹介します。
他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!