手はキャラクターの動作や心情を表現する必要な要素です。しかし、手は単純なようで複雑です。あやふやな状態で形を捉えていると手を不自然な形に描いてしまいます。なのでこの記事では、邦姫さんの解説から手の構造を捉えて「手を手らしく描けるようにするコツ」を学んでいきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
手の描き方
まずは邦姫さんによる手の描き方をご覧ください!
① 描きたい手の形をおおまかに描きます。指の一本一本は考えず人差し指から小指までを一つのブロックとして描きましょう。
② ラフの指の部分のブロックを指の本数に分割して描きます。
③ ②を元にして、肉付けをします。
④ 肉付けしたラフをなぞります。
⑤ 線画の完成です!!
手を描くときに頭に入れておくといいこと
指の関節の感覚は長さに比例します。人間の手の骨の形は基本的に同じなので大体の骨の形をつかんで、それに肉付けをして清書していくという形にしていくと良いと思います。
手の仕草で描きたいキャラクターの雰囲気を出せるようにする方法
握るのでも、ゆるく握るのと硬く握るのとで雰囲気はとても変わります。
ゆるく握って顎に添えれば可愛らしく。硬く握って手を突き出せばかっこいい印象に。
基本ができるようになったら、握り方などで雰囲気の違いも出せるようになりましょう。
デフォルメキャラクターの手の描き方
関節を意識しすぎるとがっしりした手になるので、デフォルメキャラにはあまり向きません。なのでデフォルメキャラクターの手は関節を意識しすぎず、直線寄りに書きましょう。
ちなみに全体的に丸く、指を短めにしてみてもデフォルメキャラクターの可愛らしさが出て、良いと思います。
まとめ
手はシンプルなようで複雑です。しかし、手の骨の形を頭に入れておくことで手は描きやすくなります!どうしても難しくて描けない場合は手を描きたいポーズにして、それを元に骨のラインを考え肉付けすれば理想的な手の描き方に近づけます。邦姫さんの手の描き方を参考にして色んなポーズの手を描いてみませんか?
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