キャラクターのラフを描いているけれど、ポーズが描けなくてイラスト制作が進まない……。
そんなときは、写真のポーズを参考にしてキャラクターを描いてみましょう。
今回はX(旧:Twitter)から、花玲るちかさんのご投稿を紹介します。
写真からキャラクターを描き起こすコツを見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
写真からキャラクターイラストを描くコツ
①写真を参考にするメリット
キャラクターのポーズが描けないときは、人物の写真を参考にしてみるのも一つの方法です。
写真をリファレンスにすることで観察力が身につき、イラストにも説得力が出ます。
- 体格やポーズにリアリティが出る
- 服のシワやアクセサリーの参考になる
- 陰影の参考にもなる
写真を参考にしてイラストを描くときは、どのような点に気をつければよいのでしょうか?
②写真からイラストを描くときは「強調」が大切
真ん中のイラストは、参考写真をそのまま描いたイラストです。
写真のままの頭身・輪郭なので、どこか固いイメージがあります。
右のイラストのように、体のパーツをところどころ強調して描くと、デフォルメの感じが出て可愛いく見えます。
③写真からイラストを描くコツ
体のどの部分を強調して描いたのかを見ていきましょう。
頭は大きく、肩幅は狭く
キャラクターイラストはデフォルメが必要なため、頭のボリュームを上げて大きく描いてみてください。
特に女性キャラクターの場合は、写真よりも肩幅を狭くします。
肩の傾きを強調する
写真の人物は、向かって右側の肩がやや上がっています。
イラストでは肩の上がり具合も強調してみると、可愛く見えます。
輪郭やシルエットにメリハリをつける
他にも、胸のラインやくびれを強調しています。
体の輪郭の凹凸も、写真よりもメリハリをつけて描いてみてください。
衣服のバランスを考える
衣服も写真の通りに描くのではなく、バランスを考えて描いてみましょう。
作例では、スカートを短くしてバランスを整えています。
カーディガンは、ゆったりとした感じを残しつつ部分的に体にフィットさせると、魅力的に見えます。
絵柄によっては、リアルっぽくダボっとさせてもOKです。
デフォルメや強調を考えよう
参考写真をそのまま描いたイラストと重ねると、頭身や体のバランスなどが大きく変わっていることが分かります。
人物写真からキャラクターを描くときは、頭を大きくして体は小さめにするなど、デフォルメや強調を考えながら描いてみてください。
写真の人物の頭身や輪郭をそのまま描くよりも、デフォルメさせた方が可愛く映えるイラストになります。
絵描きに使いやすい作画資料を公開している「るちかポーズ」
/ ?力を貸してください!推して! \
るちかポーズ、みなさんからの視点で •いい所や好きな所 •おすすめポイントetc 紹介してほしいです?
内容は被って全然OK!☺️✨ よければイラストもぜひ添付して〜!
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— るちかポーズ?作画資料 (@ruchikapose) January 4, 2023
花玲るちかさんによる作画資料コンテンツ「るちかポーズ」では、
イラストレーターの花玲るちかさん自身が企画・監修し、
絵描きにとって使いやすい作画資料を公開していらっしゃいます。
人物のポーズ写真や衣装・アクセサリーの写真など、
女性キャラクターを描くときに役立つ参考資料が多く掲載されています。
現在はX(旧:Twitter)を中心に展開されており、
Webサイト、BOOTHにて資料写真集販売もあります。
キャラクターイラストを描くときには、「るちかポーズ」の資料をぜひ活用してみてください。
花玲るちかさんのBOOTHでは資料写真集を販売中
花玲るちかさんのBOOTHでは、上記の「るちかポーズ」を
使いやすく資料写真集にして販売していらっしゃいます。
ワンピース・制服・パーカーなどの衣装でポーズ写真を撮影し、
企画からモデル、モデルのポーズ監修も花玲るちかさん自身が行っているため
イラスト制作に役立つ資料集です。
服のシワやポーズが描けずにお悩みの方は、写真資料を参考にしてみてください。
まとめ
写真からイラストを描くコツの紹介でした。
写真の人物の頭身や輪郭をそのまま描くのではなく、ところどころを強調すると、映えるイラストになります。
花玲るちかさんの解説や資料を参考にして、キャラクターを描いてみてください。
最後に、花玲るちかさんのXやホームページをご紹介します。
他にも素敵なイラストや写真資料を投稿されているので、ぜひご覧ください!