女の子の制服やスカートタイプのスーツでよく合わせられるタイツ。タイツを履いているキャラクターは特徴的で人気があったりしますよね!ところが、ただ黒く塗るだけだと違和感が残ります…。
そこで今回はタイツの彩色メイキングを投稿したところ反響を得たぐらんでさんのツイートからSAIを使ったタイツの塗り方を学んでいきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
透明感と質感のあるタイツの塗り方
まずはタイツを履いた脚のラフを描いて線画を起こしましょう。次に、黒色で下地塗りをしていきます。肌色の立体感を意識しながら、透けを表現した肌色をエアブラシで入れます。タイツの厚さによって、肌の濃さを変えましょう。光源を決めておくことも重要です。
次に、ランガードと呼ばれる伝線を防ぐための部位を描きます。これがあるとよりリアルになりますね。光源を意識しながら、脚の外側に沿ってハイライトを入れましょう。
続いて、脚の中心に沿ってハイライトを入れます。太ももや膝に影をつけましょう。
脚の外側・中心に沿ったハイライトとは、以下の画像の点線で囲まれている部分です。
細かいノイズテクスチャを貼り付け、明るさを下げます。コントラストを上げた後、肌色を塗った部分を選択し、その部分にのみテクスチャをコピー→ペーストをします。レイヤーモードを「明暗」に変え、不透明度を50%程度まで下げましょう。
その後、パンツを描いて不透明度を下げます。
明暗レイヤーを使用してつま先側を紫色のグラデーションで塗り、不透明度を下げましょう。キツい印象を抑え、空気感をほんの少し出すのに有効ですよ。
また、彩度が高いオレンジ色のオーバーレイでタイツ全体を塗ります。どちらも5〜10%程度で、ほんの僅かに入れることがポイントです。
線画のハイライト側の色を茶色系で少し薄くしたら完成です!
まとめ
黒く塗りつぶすだけでは、違和感が出てしまうタイツ。肌の透け感や、紫色やオレンジ色で肌の空気感を出すことでリアルな立体感を描くことができます。皆さんもぐらんでさんのタイツの塗り方を参考に、タイツを描いてみてはいかがでしょうか?
最後に、ぐらんでさんのTwitterをご紹介します。素敵なイラストやイラストの描き方を投稿されてますので、ぜひご覧ください。
ぐらんでさんのTwitter