光が差し込んでいるような「フレア」を描いてみたい……。
フレアは短い手順で簡単に描くことができるので、背景の仕上げや加工の工程にオススメです。
今回はpixivから、takujiさんのご投稿を紹介します。
1分でできる簡単なフレアの描き方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
簡単なフレアの描き方をイラスト解説
①フレアに使用する色・レイヤー
フレア(光)を描く工程では3つの色を使います。
- メインカラー(青色)
- 色味追加用のカラー(メインカラーと同系色の青色)
- 反射光のカラー(メインカラーとは反対系統の赤色)
また、フレアは大体レイヤー3枚くらいに収まります。
②メインの色を入れる
まずは、メインの青色を使ってフワッと空気感を追加しましょう。
レイヤーの合成モードは[スクリーン]を使用します。
フワッとした印象で色を置く場合には、角が柔らかいエアブラシなどの筆を使うのがオススメです。
ブラシ・レイヤーの不透明度を下げると、色合いが調整しやすいです。
③入射光の色を入れる
先程と同じメインの色を使って、入射光を入れます。
レイヤーの合成モードは[スクリーン]を使用します。
少しはっきりとした光の境界を描いていきましょう。
④光に色を足す
白っぽい印象になるのを防ぐために、色味追加用のカラーを足します。
色味追加用のカラーは、メインカラーと同じ青系の色を使いましょう。
レイヤーの合成モードは[オーバーレイ]を使用しています。
⑤反射光の色を入れる
フレアがぶつかっている箇所に反射光の演出を入れます。
反射光の色は、メインカラーとは反対の赤系の色を使用します。
レイヤーの合成モードは[スクリーン]に設定して、色味に幅を出しましょう。
⑥フレアの完成
反射光を入れ終わればフレアの完成です!
窓から差し込んでくる光が空気感を演出して、廊下の背景イラストに雰囲気が出ました。
まとめ
背景の加工に使える、簡単なフレアの描き方の解説でした。
スクリーンやオーバーレイに設定したレイヤーを使って、柔らかめのブラシで入射光や反射光を入れていきましょう。
慣れれば数分でフレアを描くことができ、光を感じさせる背景イラストに仕上げられます。
フレアの描き方が分からずにお悩みの方は、takujiさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、takujiさんのプロフィールをご紹介します。
takujiさんは、フリーランスでゲーム背景のお仕事をしていらっしゃいます。
pixivやTwitter、BOOTHでは、他にも素敵なイラストや背景素材を公開されているので、ぜひご覧ください!