日常的に見かける「本」は、イラストでも登場させやすい小物です。
机・床の上に置かれている本や、読書をしているキャラクター、部屋の本棚や図書館など、背景や小物に本を描いてみるのも面白いと思います。
今回はTwitterから、でんさんのご投稿を紹介します。
本の描き方の手順を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
本の描き方をイラスト解説
①本の線画を描く
最初に本の線画を描きます。
定規ツールなどでそのまま直線を引いても、それらしくなります。
②下地の色を置き、本のにじみを描く
本の下地の色を置きます。
下地の色を置いた後は、本ごとに色相・彩度をずらして微妙な色のにじみを描きましょう。
線画の色を解説図のような暗めの赤色に変えて、合成モードをオーバーレイに設定すると良い感じに見えます。
③本の装飾を描く
本の装飾を考え、表紙・背表紙に描き込んでいきます。
コピー&ペーストを活用しましょう。
本の側面などのパースが強い面に模様・装飾を描きたい場合は、平面に作画をしてからペイントソフトの自由変形などで貼り付けるのもオススメです。
自由変形でパースをつけることで、模様・装飾の形をきれいに作ることができます。
④本の装飾を描き込む1
装飾によって生まれるハイライトと影を入れます。
箔おし(金属製の加工)は凹んでそうなので、下の部分にハイライトを入れています。
⑤本の装飾を描き込む2
箔おしの凹凸をそれっぽくします。
解説図の色を使って、中央には強めのハイライトを入れて、端には反射光を入れています。
⑥本に汚しを作る
革が傷んでいたりハゲていたりしている方がカワイイので、ゴリゴリと汚していきます。
このような汚しを作る作業には、不透明度を下げたブラシやカスタムブラシを使うのも効果的です。
⑦本の色合いの調整をして完成
最後に色調整やシャープ加工などを使って、お好みの色合いに近づけましょう。
調整が終われば本のイラストの完成です!
本棚の描き方の記事
こちらの記事では、本棚を簡単に描く手順を解説しています。
背景などに本棚を描く場合は、描き方の手順を参考にしてみてください。
まとめ
本の描き方の解説でした。
本の下塗りをした後に金属の装飾や汚しなどを入れると、本のリアルな質感を表現できます。
本の描き方が分からずにお悩みの方は、でんさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、でんさんのプロフィールをご紹介します。
でんさんはイラストレーターをしていらっしゃいます。
Twitterやpixiv、FANBOXでは、他にも素敵なイラストやメイキング解説を投稿されているので、ぜひご覧ください!