スーツやワイシャツを着ているキャラクターには「ネクタイ」がつきものです。ネクタイの描き方を覚えて、キャラクターイラストを格好よく仕上げましょう。
今回は、pixivからルンルンサボテンマンさんのご投稿を紹介します。ネクタイの名称や、幅や長さのポイントを見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
ネクタイの描き方をイラストで解説
ネクタイの描き方①.各部の名称
ネクタイのここの部分はなんて言うの?
ネクタイは、先端やパーツ、結び目などに名前がついています。それぞれの部位の名称を知っておくと、資料探しや検索がスムーズになるので、ぜひ覚えてみてください。
- ノット:結び目のことです。結び目によって様々な種類があります。
- ディンプル:ノット(結び目)の下にできる、えくぼのような凹凸のことです。結び方によってはディンプルが無い場合もあります。
- 小剣:細い方の先端です。
- 大剣:太い方の先端です。大剣の裏側からはネクタイの裏地が見えます。
- ループ:小剣を通すための帯状のパーツです。「小剣通し」とも呼びます。
また、ネクタイは3つのパーツを繋げて作られているので、継ぎ目があります。
ネクタイの描き方②.長さの目安
ネクタイのちょうど良い長さ
ネクタイの長さは、先端(大剣の先)がベルトのバックル(真ん中にある金具)の中心にくるぐらいがベストです。
バックルの縦幅の1/2の位置を目安にして、大剣の先端がかかるぐらいの長さで描きましょう。
ネクタイが短すぎる、長すぎる例
ネクタイの先端がベルトより上にきていると短すぎ、ネクタイの先端がベルトより下にきていると長すぎになってしまいます。
ネクタイの描き方③.太さのバランス
ネクタイの太さとジャケット
ネクタイの太さは様々ですが、ジャケットとのバランスがポイントです。
ネクタイの太さは、ジャケットのラペル(下襟)の幅と同じくらいだと、バランスが良いとされています。
また、解説イラストの右下の枠内を見ても分かる通り、ネクタイの幅が変わると印象も変わります。
ネクタイの描き方④.幅の種類
ネクタイの幅の種類
ネクタイの幅は大きく分けて3種類あります。
大剣の幅がおおよそ8cmのものが、最もベーシックなネクタイです。それよりも太いか細いか、大剣(太い方の先端)の幅で呼び名が変わります。
また、一般的に幅は0.5cm刻みで変化します。
名称と幅はおおよその目安なので、とりあえずは、太め・普通・細めの3種類があることを覚えておきましょう。
ナロータイ(大剣の幅:4~6cm)
スタイリッシュな感じがしてカジュアルな印象ですが、TPOによってはビジネスシーンでも着用可能なネクタイです。
レギュラータイ(大剣の幅:7~9cm)
最も基本的な幅のネクタイです。いろいろな素材や柄があり、無地であればフォーマルな場にも合います。
ワイドタイ(大剣の幅:10cm以上)
流行りは下火気味ですが、あえてワイドタイを描くことで、時代感を演出することができます。大ぶりな柄物が多めです。
まとめ
ネクタイの部位の名称や、幅・長さのポイントの解説でした。
ネクタイの描き方が分からずにお悩みの方は、ルンルンサボテンマンさんの解説を参考にしてみてください。ネクタイの太さや長さなど、バランスの良い形で描けると思います。
最後に、ルンルンサボテンマンさんのpixiv・Twitterをご紹介します。
ルンルンサボテンマンさんは、ワイシャツやネクタイなど、衣服の描き方や構造を詳しく解説していらっしゃいます。他にもネクタイの図解を投稿されているので、ぜひご覧ください!