キャラクターを描いたけど、顔が無表情になってしまう……。怒った顔や驚きの表情は、どうやって描けばよいのだろう?
今回は、pixivからふなさんのご投稿を紹介します。怒り・泣き・驚きなど、キャラクターの表情の描き方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
表情の描き方をイラスト解説
表情の描き方①.顔のパーツを動かして感情を表現しよう
ベースのキャラクターの顔
表情をつける前の、ベースのキャラクターの顔を載せています。
眉・目・口のパーツや顔のシワがどのように変化して表情を作っているのか、意識して見ていきましょう。
だるそうな表情の描き方
キャラクターが「はぁ~」と言ってそうな、だるめの表情です。
- 流れるような眉の形。左右で形が大きく違うのもポイント
- 無気力そうな半目
- 歯を見せてしまう
- 口の周辺にあるシワが良い味を出す
眠たそうな表情の描き方
眠たそうな、ぼんやりしている表情です。
- ぱっとしない顔
- 黒目はほぼ見えなくてよい
- 目頭の付近にあるシワもポイント
怒りの表情の描き方
「ふんぬっ!」と怒っている表情です。
- 瞳孔を小さくする
- 眉と目を近づける
- 眉間に縦ジワができる
- 歯と頬に隙間があると、より歯を食いしばって見える
泣きそうな表情の描き方
今にも泣きだしそうな顔の表情です。
- 瞳孔を大きくする
- 眉間や目頭の付近にシワができる
- 頬は上がる
驚いている表情の描き方
キャラクターがびっくりしている表情です。
- 眉から目までの間にある、目一杯伸ばしたスジ
- 目を上下に伸ばしてもよい
- 白目の上部に隙間を作る
- 口は大きく開ける
表情の比較
それぞれの表情を見比べてみましょう。
口が外に開く箇所にはシワが入ったり、顔の中心にパーツが集まったり、顔のパーツは意外と大きく動いています。
表情の描き方②.まぶたと表情の関係
キャラクターが上を向いているときはまぶたも上がり、下を向いているときはまぶたも下がります。基本的には、まぶたは黒目に付いていくことがポイントです。
また、びっくりしたときはまぶたを固定させて、笑っているときは頬を上げて白目をあまり見せないようにすることで、表情が出せます。
まとめ
怒り・泣き・驚きなど、表情の描き方の解説でした。
キャラクターの表情が描けずにお悩みの方は、ふなさんの解説を参考に、眉・目・口のパーツや顔のシワに着目してみてください。キャラクターの表情を描くことができれば、登場人物の感情を読み手に伝えることができます。
最後に、ふなさんのホームページ・pixiv・Twitter・BOOTHをご紹介します。
ふなさんは、オリジナル漫画「フォレストサバイバー」を公開していらっしゃいます。素敵な世界観を描かれているので、ぜひご覧ください!