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【クリスタ】スポイト機能の便利な使い方を紹介!イラスト制作をスムーズに進めよう

更新日:2022.11.04
クリスタのスポイト機能活用法アイキャッチ

スポイトで色を吸ったら意図しない色が取れてしまった……。他のレイヤーに描いた色が影響して、塗りに使いたい色がスポイトで吸えないことがイラスト制作でよくあると思います。

今回は、pixivからメトロ。さんのご投稿を紹介します。クリスタのスポイトを使う際に、加工レイヤーの色を吸わなくする方法を見ていきましょう。

※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。

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クリスタのスポイトの便利な使い方

加工レイヤーの色をスポイトで吸わないようにする方法①

スポイトで意図しない色が取れてしまう場合

スポイトを使うときの問題点

解説イラストは、グリザイユ画法を用いた制作例です。グレースケールで描いたリンゴの上に、グラデーションマップやオーバーレイ、比較(明)などの加工レイヤーを乗せています。

この状態でスポイトを使って色を吸うと、加工レイヤーの色も含めた赤色が取れてしまいます。リンゴはグレースケールで描き込んでいるので、塗りに使っている灰色をスポイトで吸いたいですね。

解決方法として、任意のレイヤーをスポイトの範囲外に設定してみましょう。

〔下描きレイヤー〕または〔レイヤーをロック〕を使って解決

下描きレイヤーとレイヤーロック1.加工レイヤーを、〔下描きレイヤー〕または〔レイヤーをロック〕に設定しましょう。二つのボタンはレイヤーパネル内にあります。

2.スポイトのツールプロパティ内にある「参照しないレイヤー」の項目から、〔下描きを参照しない〕と〔ロックされたレイヤーを参照しない〕を設定します。

3.〔下描きレイヤー〕と〔レイヤーをロック〕を設定したレイヤーはスポイトの範囲外に設定され、意図した色をスポイトで吸えるようになりました。

〔下描きレイヤー〕と〔レイヤーをロック〕のどちらを使えばよいか

どちらを使えばよいか

  • 後から変更しやすいので、基本的には〔下描きレイヤー〕がオススメです。
  • クリッピングや色調補正レイヤーなど、〔下描きレイヤー〕に設定できないものは〔レイヤーをロック〕を使用します。
  • 〔下描きレイヤー〕はレイヤーを結合する際に残ってしまう場合があるため、まとめる際は〔下描きレイヤー〕を外す必要があります。

上記の方法のメリット

スポイトを用いた加筆・修正がスムーズになる

加筆修正もスムーズ 色をつけた状態のまま、スポイトを使って加筆・修正ができます。

解説イラストでは、比較(明)やオーバーレイ、ふんわり雰囲気グラデーション(素材のコンテンツID:1765102)を上からかけています。

スポイトで色を吸った場合には、リンゴを描いているグレースケールのレイヤーの色が取れるので、塗りの作業をスムーズに進められます。

簡単にグレースケールの状態に戻せる

バリエーション1 バリエーション2グリザイユ画法では、着彩したレイヤーを非表示にすることで、簡単にグレースケールの状態に戻せます。

解説の例では、グレースケールに戻せることを活用して、様々なバリエーションのリンゴを描いています。

加工レイヤーを表示したまま進められる

メリットのまとめ

  • グリザイユ画法で、着彩した状態で描き込みたい場合に便利
  • 修正の際に、加工レイヤーを非表示にしなくてすむ
  • 加工レイヤーを表示した状態で描き進めるとやる気が上がる

グリザイユ画法だけでなく、カラーで描く際にも活用できます。スポイトが加工レイヤーの影響を受けないので、加工を進めながらガシガシ描いていけます。

レイヤーを統合せずに加筆・修正ができる

レイヤーを統合したくない場合にも有効 仕上げの加工をした後だけど、前の工程で塗ったレイヤーに戻って加筆したい……といった状況も、イラスト制作ではよくあると思います。

レイヤーを統合して加筆する方法もありますが、レイヤー構成を戻せなくなってしまうため、勇気が必要です。

加筆に便利 解説図は、加工のオーバーレイを入れた後に、リンゴの修正をしたい場合です。そのままスポイトを使用すると、一番上にある加工レイヤーの色が影響して、リンゴの塗りに使われている色が吸えません。

リンゴで使われている色を吸うために、一番上の加工レイヤーを〔下描きレイヤー〕に設定しました。

その結果、加工レイヤーを表示したまま、スポイトでリンゴの色を吸えるようになります。加工レイヤーで描いた光の形を確認しながら、リンゴの加筆ができるようになりました。

加工レイヤーの色をスポイトで吸わないようにする方法②

スポイトの〔レイヤーから色を取得〕を使って解決

レイヤーから色を取得する方法 スポイトのサブツール内にある〔レイヤーから色を取得〕を選択することで、作業中のレイヤーの色だけを吸えるようになります。特にグリザイユ画法にオススメの方法です。

この方法でも、色をつけた状態を確認しながら描き込めます。

〔レイヤーから色を取得〕のメリット
  • 加工レイヤーに〔下描きレイヤー〕や〔レイヤーをロック〕の設定をしなくても、スポイトで作業中のレイヤーの色が取れる
〔レイヤーから色を取得〕のデメリット
  • 透過している色は取れない
  • スポイトで色が取れるのは、現在選択しているレイヤー1枚のみに限定される

加工レイヤーで使っている色も取れる

加工レイヤーの色が欲しいときにも使える オーバーレイで乗せた色や、乗算で乗せた影の色など、加工レイヤーで使われている色を取りたいときにも重宝します。

オーバーレイや乗算のレイヤーに使っている色をスポイトを吸うために、合成モードを一旦通常に戻す……といった手間も省けます。

〔下描きレイヤー〕や〔レイヤーをロック〕に加えて、スポイトのサブツールにある〔レイヤーから色を取得〕も活用してみてください。

最後に

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まとめ

クリスタのスポイトを使う際に、加工レイヤーの色を吸わないようにする方法の紹介でした。

スポイトはイラスト制作で頻繁に使用するツールの一つです。メトロ。さんの解説を参考にして、スポイトを使いこなしてみてください。

最後に、メトロ。さんのpixivをご紹介します。他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!

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