オリジナルキャラクターを描いてみたいけれど、何から始めればよいのか分からない……。難しそうなキャラクターデザインの作業ですが、ステップごとに分けて考えていくことで、キャラクターが作りやすくなります。 今回は、pixivからLYOさんのご投稿を紹介します。5つのステップで完成する、失敗しないオリジナルキャラクターの作り方を見ていきましょう。 ※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
オリキャラの作り方を解説
失敗しないオリキャラの作り方講座について
オリジナルキャラクターの作り方が分からない……とお悩みの方に向けた解説講座です。この講座では、オリジナルキャラクターを作成するための5つのステップを考えていきます。
- 要素を具体的に書き出す
- ラフで素体を作ろう
- 「前」と「後ろ」を描こう
- モデルシートを描こう
- カラーを入れてみよう
オリキャラの作り方①.要素を具体的に書き出す
まずは、キャラクターの簡単な仕様書を書いてみましょう。 絵で描いたらどうなるんだろう?という疑問を、テキストで4項目ぐらいにまとめていきます。 初めに仕様書の書き出しをやっておかないと、方向性が定まらずに、キャラクターを描くときに苦労してしまいます。・このキャラクターの役割は?
森の素材を集めて日用品を作っている、見習いのハンター。・第一印象は?
自然界とモフモフを愛している、温厚な印象。ドジっ子な面もある。・服装は?
レザーや鉱石を使用した武器・防具をメインとする。鍛冶屋でバイトもしている。・性格や性質は?
とにかく食いしん坊。モンスターを食べちゃうモンスターイーター。オリキャラの作り方②.ラフで素体を作ろう
次に、パーツなどの素体をラフスケッチで描き起こしていきます。 この作業では、細かい部分(ディティール)は描かないことがポイントです。 あくまで、素体としてのアイデアをたくさん描き出して、それを資料にしていくことが目的です。 作例では、狩人のシャツ・とんがりブーツ・グローブ・ハンターナイフなど、装備品のアイデアを描き出しています。オリキャラの作り方③.「前」と「後ろ」を描こう
キャラクターを漫画で動かせるようにします。 この段階では、漫画で使用することを想定して、線画で素体を完成させます。 そして、キャラクターの「正面」と「背面」を必ず描きましょう。 後ろの設定も考えておかないと、漫画やアニメでキャラクターを動かすときなどに面倒なことになってしまいます。オリキャラの作り方④.モデルシートを描こう
続いて、モデルシートを描きます。 モデルシートとは、キャラの様子や性格が伝わるような動きを描くことです。 モデルシートを用意することで、共感されやすいキャラクターにグレードアップできます。 作例では、美味しそうにサンドイッチを食べているシーンや、眠そうにしているシーン、走っているポーズなど、様々なキャラクターの様子が描かれていますね。オリキャラの作り方⑤.カラーを入れてみよう
次にベースカラーを設定します。 最初は、4種類ぐらいの色数で十分です。ここではグラデーションなどは一切使わず、ベタ塗りの状態で原色(ベースカラー)を決めていきます。
ベースカラーを設定した後は、細部まで塗って完成させましょう。 細かいところまで色が塗られたことにより、ナイフの金属の質感や腰巻きの毛皮の質感も伝わりやすくなってますね。 最後にアイテムの名称なども描いて、キャラクターの設定資料集が出来上がりました!オリキャラの作り方講座はYouTubeでも公開中
ご紹介したオリジナルキャラクターの作り方の講座は、LYOさんのYouTubeチャンネルで視聴することができます。 キャラクターをデザインするときの考え方について、各ステップごとに細かい点まで解説されています。オリジナルキャラクターを作る手順をより詳しく知りたい方は、LYOさんが投稿されている動画もぜひ確認してみてください。
まとめ
オリジナルキャラクターの作り方の解説でした。
要素の書き出し→ラフスケッチの作成→前と後ろの作画→モデルシートの作成→カラー入れと、5つのステップを踏むことで、キャラクターが作りやすくなります。
各ステップごとに目的を意識しながら、キャラクターデザインの作業を進めていきましょう。
オリジナルキャラクターの作り方が分からずにお悩みの方は、LYOさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、LYOさんのプロフィールをご紹介します。LYOさんは、2Dイラストレーターをしていらっしゃり、キャラクターデザインを担当しておられます。
LYOさんのpixiv・Twitterでは、他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!
また、LYOさんのYouTubeチャンネルでは、イラストの上達テクニックを解説した動画や、お絵描き配信の動画を投稿されています。 イラストの描き方をお探しの方や、イラストがなかなか上達しなくてお悩みの方は、LYOさんの講座をぜひご覧ください!