ibisPaint(アイビスペイント)の文字入れツールでは、様々な種類のフォントを使って文字を入力することができます。お好みのデザインのフォントを探して、マンガ・イラスト・素材の制作などに活用するのも面白いと思います。
今回は、アイビスのフォント・文字入れツールの使い方や、オススメのフォントをご紹介します。
この記事の目次
アイビスのフォントの使い方
フォントを選択する
アイビスで文字を入力したい場合は、〔文字入れツール〕を使います。
ツール選択ウィンドウから〔文字入れツール〕を選んで、文字追加の欄をタップします。
文字入れツールのウィンドウ内の〔フォント〕のボタンをタップすると、フォント一覧のポップアップが表示されます。
フォントの利用形式
アイビスでは、既にプリインストールされているフォントや、追加でダウンロードをすれば使えるフォントなど、フォントごとに利用形式が異なります。
- プリインストールされてあるフォント
- プレミアムフォント
- 追加フォント
- 外部サイトからダウンロードして使用するフォント
プリインストールされてあるフォント
「ヒラギノ丸ゴ」など、既にインストールされてあるフォントは、デフォルトの状態で選択できるようになっています。
プレミアムフォント
「おしふぉんと」は、アイビスペイントのオリジナルフォントで、プレミアム会員に加入すると使うことができます。
また、アイビスのプレミアム会員に加入すると、画面上の広告が非表示になったり、使えるブラシやフィルターが増えたりと、様々なメリットがあります。
追加フォント
「源暎アンチック」など、リストの右端にダウンロードマークが描かれているフォントは、自分でダウンロードをする必要があるフォントです。
項目をタップすると、フォントが端末にインストールされます。
フォントをインストールする際には、フォントが利用できる条件が記載されたライセンスも表示できます。
フォントによって、商用利用の可否などの規約が定められているので、フォントを使う前にはライセンスを確認しましょう。 一般的に、フォントを公開しているサイトにも利用規約が記載されています。
また、インストールした追加フォントは、削除することも可能です。
外部サイトからダウンロードして使用するフォント
リストの右端に雲形マークが描かれているフォントは、外部サイトからフォントをダウンロードする必要があります。
項目をタップするとフォントを公開しているサイトが表示されるので、フォントをダウンロードをしましょう。
また、リストに載っていないフォントを使いたい場合も、外部サイトからフォントをダウンロードする必要があります。
ポップアップの上部のタブの右端にある「+」ボタンを押すと、ブラウザが立ち上がります。
Google検索から使いたいフォントのサイトへ遷移して、フォントをダウンロードしましょう。
よく使うフォントはお気に入りに登録しておくと便利
フォントは種類が多いので、リストから探すのも大変です。
頻繁に使用するフォントは、項目の左端の「☆」ボタンを押して、お気に入りに登録しておきましょう。
お気に入りに登録したフォントは、ポップアップの上部のタブの「お気に入り」から表示することができます。
アイビスで使えるオススメのフォント
用途に応じたオススメのフォントをご紹介します。 ご紹介するフォントは一例なので、お好みのものを探してみてください。
マンガ用のフォント
源暎アンチック
マンガ用に作られた人気があるフォントです。
ヒラギノ丸ゴ
柔らかい文字のデザインで、考え事などのセリフにオススメです。
しっぽり明朝
回想シーンなどに使いやすい上品な書体です。
可愛い系のフォント
HonobonoPop
和やかな印象で可愛い袋文字です。
Hachi maru pop
全体的に丸っこいデザインで使いやすい書体です。
ふわふで
ふわっとした筆文字を入れたいときに使ってみてください。
ふわもこフォント
もこもこした輪郭線が特徴的な書体です。
親しみのあるフォント
ほのかアンティーク
レトロな雰囲気で親しみのあるフォントです。
花鳥風月
手書き風の文字を使いたい方にオススメです。
その他のフォント
ラノベPOP
ラノベのロゴのような雰囲気が出せるフォントです。
たぬき油性マジック
マジックで書いた文字を入れたいときにオススメです。
美咲ゴシック
8×8のドットで作られているフォントです。
ふぉんとうは怖い明朝体
ホラー系のタイトルに合いそうな書体です。
アイビスの文字入れツールの使い方
文字入れツールの基本
文字を入力する
ツール選択ウィンドウから〔文字入れツール〕を選んで、文字追加の欄をタップすると、文字入れツールのウィンドウが表示されます。
文字入れツールのウィンドウ内の入力スペースをタップすると、キーボードが表示されてテキストを入力できます。
入力した文字を再編集する
文字レイヤーを選択して、〔文字入れツール〕でキャンバスに入力してあるテキストをタップすると、テキストの入力欄がアクティブになります。
鉛筆マークのボタンを押すと、文字入れツールのウィンドウが出てきて、テキストを再編集できます。
また、矢印マークのボタンをドラッグすると、文字の入力欄の大きさを調整できます。 回転マークのボタンをドラッグすることで、文字の入力欄を回転させられます。
文字入れツールで設定できる項目
文字入れツールの入力ウィンドウでは、〔文字〕や〔サイズ〕など、画面下のタブから編集する項目を選びます。
タブをスワイプさせると、右側に隠れていた〔並び替え〕と〔削除〕の項目が表示されます。
- 文字
- サイズ
- スタイル
- 背景
- 文字間隔
- 並び替え
- 削除
文字
冒頭で紹介したフォント選択の他に、〔左寄せ・中央・右寄せ〕を調整したり、〔横書き・縦書き〕を設定することができます。
漫画のセリフのように縦方向に文字を書きたい場合は、〔縦書き〕に設定しておきましょう。
サイズ
スライダーを調整することで、文字の〔フォントサイズ〕を変更できます。
スタイル
〔文字色〕と〔ふちどりの色〕を変更できます。 また、下のスライダーで〔ふちどりの幅〕を調整できます。
背景
〔背景色〕で色を選び、不透明度を上げることで、文字の入力欄の背景に色をつけることができます。
文字の余白を変更したい場合は、〔余白幅〕と〔余白高さ〕のスライダーで調整しましょう。
文字間隔
〔文字間隔〕と〔行間〕のスライダーで、フォントの文字と文字の間隔を調整できます。
並び替え
文字入れツールで入力した文字が重なっている場合に使用する項目です。
どちらの文字を上に表示するのか、レイヤー階層のように並び替えができます。
右のボタンをドラッグして並び替えて、右上のチェックマークで編集を完了しましょう。
削除
〔削除する〕を押すと、選択している文字を削除できます。
テキストのラスタライズについて
文字入れツールで入力したテキストにフィルターをかけたい場合や変形をしたい場合は、文字レイヤーをラスタライズする必要があります。
文字レイヤーをラスタライズすることで、通常のレイヤーと同様に扱うことが可能です。
文字レイヤーを選択して、レイヤーウィンドウのメニューから〔ラスタライズ〕を選択しましょう。
テキストを変形する際なども、ラスタライズが必要である場合はダイアログが表示され、ラスタライズを行えます。
※文字レイヤーをラスタライズすると、文字入れツールを使った操作ができなくなるので注意しましょう。
まとめ
アイビスのフォント・文字入れツールの使い方の解説でした。
漫画のセリフやイラストのデザインなど、イメージに近いフォントを使うことで、読み手に伝わりやすい作品に仕上げることができます。
文字入れツールを使用する際に、お気に入りのフォントを探してみてください。