キャラクターの下書きがうまく描けない……。人の体をきれいに描くためには何から学べばよいのだろう?
キャラクターイラストは、実際の人間の体を誇張・省略して描かれています。まずは、人間の筋肉の見え方を写真などで確認してみるのも、上達の近道だと思います。
今回は、筋肉の写真資料を掲載した本・Webサイトをご紹介します。
この記事の目次
筋肉の写真資料を掲載した本・Webサイトを紹介
400点以上の写真を掲載した資料集『マンガ家と作るポーズ集 男の筋肉ポーズ集』
『マンガ家と作るポーズ集 男の筋肉ポーズ集』(著:スカーレット・ベリ子/イラスト:スカーレット・ベリ子/新書館)は、トレース可能な男性の筋肉写真を掲載した資料集です。
立つ・座る・横になるといった基本的な姿勢から、着衣・脱衣のポーズの筋肉の動きを見ることができます。
写真資料の合間にはイラストレーターの方のコラムが載っており、三角筋や腹筋といった重要な筋肉を表現する際のポイントも学べます。
筋肉の構造を分かりやすく解説した人気の資料本『スカルプターのための美術解剖学』
『スカルプターのための美術解剖学』(著:アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ/編:加藤 諒/ボーンデジタル)は、筋肉の構造を理解するためのガイドブックです。
全身と胴体・頭部と首・上肢・下肢の項目に分けて解説しており、写真資料を参考にしながら筋肉の動き方や見え方が学べます。
写真の上から筋肉の形状を描き込んだ図解が多いので、複雑な筋肉もスムーズに理解できると思います。
また、『スカルプターのための美術解剖学 2』(著:アルディス・ザリンス/編:加藤 諒/ボーンデジタル)では、顔の筋肉や表情をより詳しく解説しています。
筋肉の輪郭を示したイラスト資料も載っている『アーティストのための人体解剖学ビジュアルリファレンス』
『アーティストのための人体解剖学ビジュアルリファレンス』(著:3dtotal.com/編:高木 了/翻:株式会社スタジオリズ/ボーンデジタル)は、人体の仕組み・ビジュアルリファレンス・クリエイティブポーズの解説を掲載した書籍です。
筋肉の写真と併せて、凹凸を分かりやすくしたポリゴン状の図解や、輪郭と輪切り線を抽出した線画風のイラスト図解も載っています。
写真を見ただけじゃ筋肉の輪郭や形状が分からない……といった方にオススメです。イラスト図解なども参考にして、筋肉の構造を頭に入れてしまいましょう。
活きの良い筋肉の写真資料を公開している「筋肉直売店 BOOTH」
筋肉ピクチャーズ、全て無料公開します??? お家で絵の練習に使ったり、モデリングに使ったり、眺めてもらったりどうぞお好きに使ってください!
事態が落ち着いたらさらに進化した肉体を提供できるように僕も筋トレ頑張ります!!
筋肉直売店 https://t.co/80Xni8GA3S #booth_pm pic.twitter.com/tg4pMtXI3H
— かねじろう (@kanejir0) April 9, 2020
筋肉直売店さんのBOOTHでは、イラスト素材の「筋肉ピクチャーズ4K デジタルリマスター版」が公開されています。
500点以上の筋肉の写真が載っており、ライティングにも拘って撮影されているとのことです。 無料でダウンロードできますので、作画の資料として活用してみてください。
筋肉直売店さんのBOOTHでは、他にもモデルにラインを描いて撮影した資料集や、アクションシーンの瞬間を撮影した資料集なども公開されています。
高画質な写真素材が手に入るWebサイト「Unsplash」
写真素材を提供しているUnsplashなどのWebサイトでも、人の筋肉が写っている写真が公開されています。
Unsplashで公開されている写真は、著作権フリーで商用利用も可能です。海外のWebサイトなので、検索語句には「muscle」などの単語を入れて探します。
※Webサイトによってフリー素材の利用規約が異なるので、よく確認してから素材を使いましょう。
まとめ
筋肉の写真資料を掲載した本・サイトのご紹介でした。 胴体・腕・脚などの筋肉の構造を覚えることで、キャラクターイラストも格段に描きやすくなると思います。
キャラクターのアタリが描けずにお悩みの方は、まずは写真の資料から筋肉の見え方を確認してみてください。