キャラクターを描いているけれど、髪の毛のパーツが特に難しい……。経験を積んだ絵師さんのような髪の毛を描くには、どのような点に気をつければよいのだろう?
今回は、Twitterから、かおりゅさんのご投稿を紹介します。初心者っぽい髪の毛から抜け出すためのコツを見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
髪の描き方!初心者から抜け出すためのコツ
良い感じの髪の毛が描けるようになる、髪の描き方の解説です。
初心者っぽい髪の毛から抜け出したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Lv①.ギザギザが揃いすぎている
まずは、キャラクターイラストに慣れていない人が描いてしまいがちな髪の毛を見てみましょう。
解説図では、髪の毛のギザギザが揃いすぎてしまっています。 髪の毛が、お弁当の仕切りに使われるバランみたいな形になってしまっていますね。
ここから、髪の毛を上級者の表現に近づけていきましょう。
Lv②.ギザギザに波をつける
髪の毛のギザギザに波をつけてみましょう。
髪の毛の束にランダム性を持たせることで、自然な髪の毛に見せることができます。 これだけで見栄えが格段に変わってくるので、押さえておきたいポイントです。
Lv③.毛束の重なりや交差を入れる
毛束の重なりや交差、ツイストを取り入れるのも、髪の毛の見た目を良くするために効果的です。
髪が重なっている箇所や交差している箇所を入れることで、複雑性が出てかっこ良い髪の毛になります。
また、影をつけられる箇所も増えるので、ペタンとした絵になりづらくなります。
Lv④.一本の色トレス線でアクセントを入れる
一本の色トレス線を入れることで、髪の無造作感を表現することができます。
解説図では、白色に近い明るい色で、一本の髪の毛が所々に入っていますね。
影の領域の中に明るい色がガツンと入ると、パッキリとした印象になってかっこ良く見えます。
Lv⑤.更にステップアップするためには
- ハイライトのまわりにぼかしを入れる ※ハイライトより濃い色を使う
- 内側の髪(特に毛先)に青みを入れる →透け感と奥にある感じの強調
- 肌のまわりの髪に、肌色やオレンジ系でグラデーションを入れる →肌(顔)の華やかさや、前髪の透け感を演出できる
- 一本髪を部分的に光らせる →凝った印象になる
ペイントツールのフィルターを使ってみるのも効果的です。
ここまでやれば、初心者っぽい髪の毛ではなくなります。 1ステップずつ、上級者の髪の表現に近づけていきましょう!
まとめ
初心者っぽい髪の毛から抜け出すためのコツの解説でした。髪の毛のギザギザに波をつけたり、重なりや交差を入れたりすることで、きれいな髪の毛に見せることができます。
髪の毛が苦手だけど少しずつステップアップしていきたい……とお悩みの方は、かおりゅさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、かおりゅさんのプロフィールをご紹介します。 かおりゅさんは、アニメーターや専門学校の講師のお仕事をしていらっしゃいます。
Twitterでは、他にも素敵なイラストやTipsを投稿されているので、ぜひご覧ください!