アイビスペイント(ibisPaint)でアニメ塗りのイラストを制作したい……!
アニメのワンシーンのような雰囲気に仕上げるには、どのような手順で塗っていけばよいのでしょうか?
この記事では、枸杞さんがibisPaintで制作した「夕暮れの図書館」のイラストを、下書きから完成まで15工程で紹介します。
各工程の説明は、枸杞さんの許諾を得たX投稿と掲載画像の内容をもとに整理しています。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
枸杞さんのアニメ塗りメイキング15工程
※解説ではアイビスペイントを使用しています。他にも、CLIP STUDIO PAINTやメディバンペイントといったペイントソフトで代用できますが、機能名や操作方法は異なります。
①下書き

まずは、鉛筆でガリガリ下書きを描いていきます。大体のイメージが掴めればOKです。
今回は、「夕暮れの図書館」をテーマにしています。
キャンバスは、スクリーンショットのサイズの横1334 × 縦750に設定しています。
②線画

下書きを元に線画を描きます。
線の強弱はあまりつけたくないので、〔ペン(ハード)〕を使用しています。
線を更に細くしたい場合は、フィルターの〔線画抽出〕で細さを調節します。
③下塗り

バケツ塗りでベースを塗っていきます。
この作例では、枸杞さんは彩度を若干低めにしています。
毛先や色の薄い部分は、塗り残しが出やすいので注意しましょう。
帽子の模様も忘れずに描きます。
④背景を置く

光源の位置を掴むために、先に背景を置きます。背景の本棚は自作しています。
はみ出したベースも消しやすくなるので、一石二鳥です。
きれいなアニメ塗りに仕上げるためにも、細かい塗り残しなどは消しておきましょう。
⑤影入れ

今回は、画面の右側に光源を置いています。
右側は影を少なめにして、左側に影を多めに入れます。
この作例では、ベースが暖色なら寒色に、ベースが寒色なら暖色寄りの灰色にして、ベースの色が濁らないようにしています。
⑥グラデーション

立体感を出すためにブレンドモードの〔焼き込みリニア〕で、顔・髪・服・小物の輪郭に沿って、エアブラシでグラデーションを入れます。
色は影入れのときに使った色を使います。最近のアニメ作品でも、キャラクターにグラデーションを入れていることが多いようです。
⑦ハイライト入れ

髪や小物に、〔スクリーン〕で光を入れていきます。
目のハイライトは、線画の上に入れます。
⑧線画の色を変更する

線と塗った色を馴染ませるために、線画の色をベース色より暗い色に変更します。
線をハッキリ見せたい場合は、線画の色を変更しなくても良いです。
⑨加算発光1

まだ全体的に立体感が足りていないので、エアブラシを使って髪・目・小物などを〔加算・発光〕レイヤーに塗っていきます。
⑩グロー効果

グロー効果を入れると全体にふんわりとした感じが出ます。
人物と背景のレイヤーをそれぞれ3枚に複製して、上の2枚のブレンドモードを〔スクリーン〕と〔乗算〕に設定します。上の2枚を〔ガウスぼかし(強さは7〜10px程度)〕でぼかして、クリッピング・不透明度を調整して完成です。
⑪馴染ませる1

アニメっぽくなってきましたが、まだ人物が浮いて見えるので背景と馴染ませます。
背景の大部分を占めている色(今回は本棚や階段の茶色)をスポイトで取り、人物の上から〔乗算〕と〔オーバーレイ〕で馴染ませます。
⑫馴染ませる2

手順11の工程で大体は馴染みましたが、光と影の差が少なくパッとしないので、コントラストを出します。
光源のある画面右側に、エアブラシを使って白色の〔スクリーン〕を入れます。
反対の画面左側には、茶色の〔乗算〕を入れます。
⑬馴染ませる3

最初にイメージしていた「夕暮れの図書館」らしくないので、光源のある画面右側に夕日のオレンジ色を使って、エアブラシで〔加算・発光〕を入れます。
また、人物に視線を集中させるために、背景を〔ガウスぼかし〕でぼかします。
⑭加算発光2

手順11の工程で目のハイライトが潰れてしまったので、エアブラシで〔加算・発光〕を入れます。
これで、視線が人物に向かうようになりました。
⑮加工

お好みでエフェクトを入れて完成です。
もう少し光の色を増やしたかったので、素材の〔自然光〕のテクスチャを全体に乗せています。
完成|夕暮れの図書館

台詞のテロップを追加しています。
アニメのワンシーンをスクリーンショットしたかのような、きれいなアニメ塗りのイラストに仕上がりました!
15工程を振り返る
今回は、枸杞さんの「夕暮れの図書館」の制作過程をもとに、アイビスペイントを使ったアニメ塗りのメイキングについて紹介しました。
下書きから線画、下塗り、影入れ、グラデーション、ハイライト、加算発光、グロー効果、仕上げまで、次の15工程で制作されています。
①下書き → ②線画 → ③下塗り → ④背景を置く → ⑤影入れ → ⑥グラデーション → ⑦ハイライト入れ → ⑧線画の色を変更する → ⑨加算発光1 → ⑩グロー効果 → ⑪馴染ませる1 → ⑫馴染ませる2 → ⑬馴染ませる3 → ⑭加算発光2 → ⑮加工
アニメ塗りのイラストを制作するときは、今回の作例を参考に、各工程でどのような変化が加えられているのかを確認してみましょう。
アニメのような雰囲気でイラストを描きたい方は、枸杞さんのメイキングを参考にしてみてください。
最後に、枸杞さんのTwitterをご紹介します。他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!
枸杞さんのTwitterはこちら
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アニメ塗りの影の入れ方や色の使い方、仕上げまで、動画を見ながら練習したい方は、ぜひチェックしてみてください。







