同人誌の表紙を作りたいけれど、良い構図が思い浮かばない……。見やすいレイアウトにするためのポイントはあるのかな?
今回は、Twitterからnzworksさんのご投稿を紹介します。読み手の視線を考えて、見やすい表紙にデザインする方法を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
同人誌 表紙のデザイン方法
同人誌 表紙のデザイン方法①.人間の視線の動きについて
まずは、人が画面や紙面を見たときに、視線がどのように動くのか考えてみましょう。
人間の視線は、左上から右下へZ型に動きます。
この法則を利用することで、優先的に見せたいものを見せて、優先順位が低いものを最後に読ませるように、視線をコントロールすることができます。
同人誌 表紙のデザイン方法②.キャラクターを最初に見せたいとき
例えば解説図のような構図は、キャラの顔を最初に見せたい場合の構図です。
キャラの次はタイトルに視線が移り、その後に説明文が目に入る構成です。
※もしかすると、説明文を先に読む人もいるかもしれません。いずれにせよ、顔がメインのレイアウトです。
解説図の表紙も、キャラをメインにしたレイアウトです。
このレイアウトでは、腰・足・お尻を見てから説明文を読む人も多いかもしれません。
同人誌 表紙のデザイン方法③.左下の扱いについて
画面の左下は、基本的には最初に目が行く場所ではありません。
タイトルを配置するにしては、少し難しい位置かと思われます。
解説図のように、イラストが主役でタイトルは添え物と、割り切ってしまっても良いかもしれません。
同人誌 表紙のデザイン方法④.文字は右上・左上に配置するのもオススメ
読ませたい文字がある場合は、解説図のように上の方に置くのが無難です。
イラストがある場合は、タイトルを左上に置くのも簡単でオススメです。
収まりの良い画面になっていますね。小説本の表紙にも向いてそうです。
同人誌 表紙のデザイン方法⑤.真ん中揃えは簡単で見やすい
他にもオススメの構図として、文字・イラストを真ん中揃えで配置するのがお手軽で簡単です。
解説図のような真ん中揃えの配置も、簡単に作れて使用されることが多いレイアウトです。
真ん中揃えのパターンとして、解説図のような構図もあります。
レイアウトを考えるのが難しく感じる場合は、とりあえず真ん中揃えで配置してみるのも良いと思います。
まとめ
同人誌の表紙イラストの作り方の解説でした。見やすい表紙にするためにはどうすれば良いの……とお悩みの方は、nzworksさんの解説を参考にしてみてください。人間の視線の動きを考えることで、タイトルやイラストを見やすい場所に配置できるようになると思います。
最後に、nzworksさんのプロフィールをご紹介します。
nzworksさんは、TwitterやSKIMAで、同人誌の装丁デザイン・ロゴデザインを引き受けていらっしゃいます。
Tumblrでは、イラスト・デザインの制作事例を掲載していらっしゃいますので、ぜひご覧ください!
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