風船のイラストを描きたいけれど、表面には様々なものが写り込んでいて描くのが難しい……。風船をリアルに表現するためには、どんなことに気をつければよいのだろう?
今回は、TwitterからYasさんのご投稿を紹介します。リアルタッチの風船のメイキング手順を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
風船の描き方
風船の描き方(序盤) 下地の色を塗る
①おおまかな線画を描きます。
②薄めの水色で下塗りをします。
③暗い部分だけを一気に塗り上げます。
④中間色を塗ります。
⑤全体的にぼやかし色を馴染ませます。
風船の描き方(中盤) 写り込みや明暗を描く
⑥左端の風船の側面の明るい部分を描いていきます。色はエメラルドグリーンを使用します。
⑦一番黒い部分の写り込みを描いていきます。
⑧写り込む線を描いていきます。
⑨シワになっている部分は明るくなるので、ハイライトを描いていきます。
⑩シワを細かく描いていきます。
風船の描き方(終盤) カメラの反射の描き込みや仕上げをする
⑪カメラの反射(フラッシュ)で光っている部分を描きます。
⑫白を起点に4方向に光が広がるようなイメージで、フラッシュの反射を描いていきます。
⑬風船の右下の部分は物の写り込みで白くなっているので、白みがかった水色で薄塗りします。
また、その上には黒っぽい写り込み部分、更にその上にはハイライトと続きます。コントラストをはっきりさせるために、しっかりと描き込みます。
⑭風船のシワ部分を仕上げ段階で描き込み、全体を整えて完成です!
青みが鮮やかな風船のイラストに仕上がりました。暗い部分から明るい部分まで、幅広い明度の色が使われていてきれいですね。
風船の描き方(参考元の写真)
イラストのモチーフとなった風船の写真を紹介しています。
Yasさんは、ダイソーでハート形の風船を購入したそうです。青っぽく見えるように撮っており、実物の風船の色はシルバーとのことです。
カメラのフラッシュをはじめ、風船の表面には様々なものが写り込んでおり、明るい部分と暗い部分のコントラストが作られています。
身近な商品を観察して、質感の違いを考えてみるのも面白そうですね。
リアルタッチのイラスト制作にも、ぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
風船のメイキング手順の解説でした。風船の描き方をお探しの方や、リアルタッチのイラストの表現方法が分からずにお悩みの方は、Yasさんの解説を参考にしてみてください。風船の表面に写り込んだものの描き方や、リアルに表現するための塗り方の手順が分かると思います。
最後に、Yasさんのプロフィールをご紹介します。
Yasさんは、撮影した写真や私物をモチーフに絵を描かれており、オンラインショップでオリジナルグッズを販売されています。
TwitterやInstagramでは、他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!
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