キャラクターの服飾にシルクハットを描きたいけれど、形状の特徴を掴むのが難しい……。シルクハットの形をきれいに描くためのポイントはあるのかな?
今回は、Twitterからムラサキさんのご投稿を紹介します。シルクハットの部位や形状の描き方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
シルクハットの描き方を解説
アニメやゲームで、シルクハットを身に着けているキャラクターを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
シルクハットはフォーマルで気品が感じられる服飾で、キャラクターの性格や個性を引き立たせてくれると思います。キャラクターイラストを描く際やオリジナルキャラクターをデザインする際には、ぜひシルクハットを描いてみてください。
ムラサキさんによる、シルクハットの覚え描きです。
シルクハットとは、本来はシルクの素材を使用したトップハットのことを指します。当解説で紹介しているシルクハットは、英国紳士が被るようなアンティークで、高価なハードハットタイプとのことです。
シルクハットの描き方①.部位の名称
シルクハットの部位の名称を解説しています
※呼び名は様々です。
シルクハットの部位
- トップクラウン
- クラウン
- ツバ(ブリム)
シルクハットの細部
- リボン(リボンの結び・帯・飾りなどは、大抵は被って左側にあります)
- ブリムエッジ
- パイピング
シルクハットの内側
- ピン蝶(こっちが後ろだよ! という飾り)
- スベリ(高級なものは、ほぼ皮製で、主にこげ茶色・黒色などが使用されています)
シルクハットの描き方②.様々な角度からの見え方
シルクハットを様々な角度から描いています。
特にツバの形が難しいとのことです。正面・斜め・アオリ・俯瞰の角度からシルクハットを描く際の参考にしてみてください。
シルクハットの描き方③.ツバ(ブリム)とクラウンの注意点
基本的にツバ(ブリム)は反っています。アニメキャラが被っているシルクハットは、ツバがフラットなものが多い印象とのことです。ツバの反り方は色々あるので、お好みで描いてください。
クラウンの側面も直線ではなく、くびれがあります。
作例は、クラシカルで高価なハードハットタイプのシルクハットです。中に芯などが入っていないソフトハットの場合は、ツバ(ブリム)に反りが無く、クラウンも直線的なものが多く存在するとのことです。
※高価なハードハットタイプの中でも、稀にツバがフラット気味のものもあります。
シルクハットの描き方④.毛皮の材質を使用したもの
毛皮を使用したタイプのトップハットは、毛の流れがくっきりとしています。また、トップクラウンは渦状になっています。
シルクと毛皮の素材の違いを表現してみるのも、リアリティが出て面白そうですね。
まとめ
シルクハットの部位の名称や、形状の描き方の解説でした。
ツバ・クラウンの特徴や、様々な角度から見た形を覚えることで、シルクハットをきれいに仕上げることができると思います。シルクハットを被ったキャラクターが上手く描けない……とお悩みの方は、ムラサキさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、ムラサキさんのTwitterとpixivをご紹介します。他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!
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