アクセサリーや小物のイラストに「ラメ」を入れたい! 光の粒が散りばめられているような質感はどうやって作ればよいのかな?
今回は、Twitterからななはさんのご投稿を紹介します。CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使ったラメの描き方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
ラメの描き方をイラスト解説
※解説ではクリスタを使用していますが、スプレー系のブラシが使えるペイントソフトでも作成が可能とのことです。
カラフルなラメの描き方
![カラフルなラメの描き方](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181914/1-min1.jpg)
カラフルなラメの描き方を見ていきましょう。素材を使わずに簡単に制作できる手順です。
①単色でシルエットを描く
![単色で描く](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181915/2-min1.jpg)
単色で自由にシルエットを描きます。色が薄すぎると失敗してしまうので気をつけましょう。後から明るい色を入れることも考えて、明度を少し低めにしておくのがオススメです。
※黄色を使用すると上手くいかないので、濃いオレンジか黄土色を使いましょう。
②スプレーのように色を散らす
![トーン削りを使う](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181915/3-min1.jpg)
![トーン削りの設定値](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181916/4-min1.jpg)
新規レイヤーを追加します。〔エアブラシ〕ツールの中にある〔トーン削り〕を選びます。
解説図の色を使ってスプレーのように満遍なく散らしていきましょう。
解説の色のチョイスは一例です。色彩・彩度・明度をランダムにして、色の数は多ければ多いほど良いです。色選びが難しいと感じる場合は、解説の配色を使ってください。
③スプレーを散らした後
![散らした後](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181916/5-min1.jpg)
〔トーン削り〕で色を散らした後は解説図のようになります。カラフルで画面がうるさい程度が丁度良いです。
④クリッピングをして覆い焼き(発光)に設定
![クリッピングして合成モードを変更](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181917/6-min1.jpg)
色を散らしたレイヤーは、手順①で描いたシルエットのレイヤーにクリッピングしましょう。色を散らしたレイヤーの合成モードを〔覆い焼き(発光)〕にして完成です。
作成したラメがしっくりこない場合は、下記を試してみてください。
- 色相を調整してみてください。
- ツールプロパティで粒子サイズを変えてやり直すか、描いた粒子を変形してみてください。ラメの細かさが変わります。
完成したラメのイラスト
![完成したラメのイラスト](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181917/7-min1.jpg)
カラフルなラメが完成しました!アクセサリーや小物など、自由にデコレーションしてみてください。
金色のラメの描き方
![金色のラメの描き方](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181918/8-min1.jpg)
続いては、使い勝手が良さそうな金色のラメの描き方を見ていきましょう。
①単色でシルエットを作る
![暗めの黄土色でテキストを書く](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181918/9-min1.jpg)
暗めの黄土色を使用して、テキストツールで文字を書いています。
②スプレーのように色を散らす
![トーン削りを使う2](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181919/10-min1.jpg)
![トーン削りの設定値](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181920/11-min1.jpg)
カラフルなラメを描いた手順と同様に、新規レイヤーを作成して〔トーン削り〕で色を散らしていきましょう。解説図の3色を使用しています。
③クリッピングをして覆い焼き(発光)に設定
![クリッピングして微調整](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181920/12-min1.jpg)
色を散らしたレイヤーは、手順①で作成したレイヤーにクリッピングします。レイヤーの合成モードを〔覆い焼き(発光)〕に変更して、微調整して完成です。
![黒背景に設定する](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181921/13-min1.jpg)
黒背景にしてみると良い感じに見えます。
作成した金色のラメは、星形にくり抜いてスパンコールのように使用しても便利です。イラストの装飾・デザインなどに活用してみてください。
完成したラメのイラスト
![完成した金色のラメのイラスト](https://d2hq8z6bbc4zk8.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/10181921/14-min1.jpg)
テキストに金箔をまぶしたような質感で、豪華な印象です。皆さんもきれいなラメを作ってみましょう!
まとめ
ラメの質感を作る手順の解説でした。スプレー系のブラシを使用することで、多彩な色が散りばめられたラメの質感が簡単に作れます。装飾や小物にラメを入れたいとお考えの方は、ななはさんの解説を参考にしてみてください。
最後に、ななはさんのTwitter・Instagramをご紹介します。他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!
ななはさんのTwitterはこちら
ななはさんのInstagramはこちら