背景にしゃぼんだまを描きたいけれど、どのように描けばいいかわからない。可愛い色合いが表現できない……。
そんな方に今回は、pixivから武藤まとさんのご投稿を紹介します。
CLIP STUDIOを使った、まんまるでカラフルなしゃぼんだまの描き方を見ていきましょう!
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
しゃぼんだまの描き方
1.円を描く
まずは線画レイヤーに円を描きます。
今回はCLIP STUDIOの同心円ツールを使用しています。
同心円ツールは[図形ツール]→[定規作成]→[特殊定規]の[ツールプロパティ]で選択できます。
以降の工程で円に沿うような色を塗るときはすべて、この同心円ツールを使用すると便利です。
2.影を塗る
[乗算]レイヤーを作成し、影を塗り、しゃぼんだまに立体感を出します。縁を残し、しゃぼんだまの形に沿うように塗っていきましょう。
3.ハイライトを入れる
[加算発光]レイヤ―を作成し、ハイライトを入れます。
背景の左上が少し明るくなっているので、左上から光が当たっているイメージにしています。
4.縁をカラフルに塗る
[オーバーレイ]レイヤーを作成し、縁を塗っていきます。
今回は右上にある6色を使用しています。作品の雰囲気に合わせて、お好みの組み合わせで塗っていきましょう。
自分で色を選ぶ時は、彩度が高い色を意識して選ぶと良いでしょう。
オーバーレイレイヤーを使用すると色が薄くなってしまうときは、[通常]レイヤーを新規で作成し、使用してください。
5.塗り足していく
4のレイヤーの下に、[比較(明)]レイヤーを作成し、不透明度を60%にして色を塗り足していきます。こうすることで色合いに深みが出ます。
さらに[スクリーン]レイヤー、[オーバーレイ]レイヤーを新規で作成し、塗り足しをしました。
中央の部分などに色を足しています。カラフルなしゃぼんだまを意識して、様々な色を試してみてくださいね。
6.主線の色を変え、光を描き足す
主線の色を、背景になじむように変更します。
さらに立体感を出すために円の真ん中に少し暗めの影を追加したり、[加算発光]レイヤーを新規作成し、光を描き足したりしました。
これで塗りは完成です!
塗りのポイント
しゃぼんだまを塗るときは、縁の部分をメインに色を入れていくことがポイントです。また、円の流れに沿って描き込むとよりしゃぼんだまらしくなります。
7.背景に合わせて配置をしよう
作成したしゃぼんだまは、コピペをして増やしたり、いくつかをぼかしたりして背景に合わせて使用しましょう。
強めにぼかす、大きさを変えるなど変化をつけると、背景に奥行を出すことができます。試してみてくださいね。
まとめ
しゃぼんだまの描き方をご紹介しました。
今回はCLIP STUDIOの同心円ツールを使った描き方をご紹介しましたが、塗りのポイントを理解すると、色々な形のしゃぼんだまに応用できます。
可愛い女の子のイラストや、ゆめかわいいイラストなど、様々なイラストで試してみてくださいね!
最後に、武藤まとさんのプロフィールをご紹介します。
武藤まとさんは現在、成人向けを中心とした漫画家としてご活躍されています。
他にも可愛い女の子の魅力的なイラストがアップされています。ぜひご覧ください!
※リンク先は成人向けの作品を含みます。