漫画・イラストで室内のシーンを描く際、「窓」を作画する機会も多いと思います。窓は長方形の部品が多いので、ペイントソフトの図形ツールが便利です。
今回は、pixivから土方one太丹さんのご投稿を紹介。CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使って簡単に窓を描く手順を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
簡単な窓の描き方
クリスタでの簡単な窓の描き方の手順
①〔図形ツール〕→〔長方形〕で、横長の長方形を描きます。〔線・塗り〕を解説図の赤枠の項目に設定しておくと、長方形の内側を背景色(白色)で塗ることができます。外側の線なので太めの線で描きましょう。
②少し細めのブラシサイズに設定して、〔図形ツール〕→〔長方形〕で内側に3つの長方形を描きます。
③中心から少しずらした位置を基準にして、もう一度長方形を描きます。窓は前後に並んでいることを意識しましょう。
④手順3で描いた長方形の中と横に、同じ大きさを意識して、長方形をそれぞれ2つずつ描きます。
⑤中央の線の片側に大小の長方形を意識して、鍵を描きます。
⑥〔選択範囲ツール〕→〔長方形選択〕で、影を塗りつぶして完成です。
窓を描く手順を応用すると廊下が描ける
〔図形ツール〕→〔長方形〕を使った窓の描き方を応用することで、解説図のような廊下も簡単に描くことができます。
自由変形でパースをつけて、立体感を加える
〔編集〕→〔変形〕→〔自由変形〕で、背景のパースに合わせて変形させましょう。さらに〔図形ツール〕→〔長方形〕で、手前側に出てくるように厚みを加えることで、立体感を出すことができます。
〔図形ツール〕→〔長方形〕を解説図のように設定しておくことで、奥に重なった線画を白塗りで消すことができ、作業が楽になります。
〔編集〕→〔輝度を透明度に変換〕で、白色を透明色に変換することもできるので、線画を簡単に作ることができます。
まとめ
窓を簡単に描く方法のご紹介でした。漫画・イラストの背景に部屋を描かなければならないけれど、窓を描く手順が分からない……。そんなときは、土方one太丹さんの図形ツールを使った窓の描き方講座を参考にしてみてください。
最後に、土方one太丹さんのプロフィールをご紹介します。
土方one太丹さんは漫画の講師をしていらっしゃいます。Pixivでは、他にも素敵なイラストや描き方講座を投稿されているので、ぜひご覧ください!
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