絵・イラストを描いて集中していると腰や背中が痛くなってしまい、長時間椅子に座っているのが辛い……。
楽しくイラストを制作するために、正しい姿勢を保って腰痛や肩こりなどを予防したいですよね。
そんなお悩みをお持ちの皆様に、Twitterから新条香さんのご投稿を紹介します。整体で教わったという、椅子に座っているときの正しい姿勢の保ち方を確認しましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
椅子に座って絵を描くときに、正しい姿勢を保つ方法
絵を描くとき、良くない姿勢
良くない姿勢とは、前かがみで背骨が曲がり、姿勢が崩れている状態とのこと。直立の状態でも背骨はややS字に曲がっていますが、猫背や反り返りなど背骨が湾曲する姿勢で長時間いると、腰だけではなく、首・肩まわりにも大きく負担がかかります。
また、椅子の高さが合っておらず足が浮いているせいで太ももに負担がかかり、足のむくみにもつながります。
さらに足を組むくせがある人は、左右偏って体重がかかってしまうため、骨盤が歪んでしまう危険性もあります。
絵を描くとき、正しい姿勢
では、具体的に正しい姿勢とはどのような状態か確認していきましょう。
- 骨盤が立っている
- 骨盤が左右水平である
椅子に腰をかけて体を前後に揺らしたとき、座面に一番当たるお尻の骨のことを、座骨と言います。
「骨盤が立っている」とは、座ったときに座骨がしっかり椅子の座面に当たっている状態です。
また、座骨を左右しっかりと座面につけると、「骨盤が左右水平」になります。
こうすると自然と背筋もまっすぐになります。
これが正しい姿勢です。
しかし、集中してイラストを描きながらこの姿勢を保つのは難しいですよね。
絵を描くときの正しい姿勢の取り方と、保ち方
- 骨盤が立った状態を保つ方法
- 骨盤が左右水平の状態を保つ方法
(1)椅子に深く腰掛けて、骨盤が立った状態にします。
腰の背骨を前に押し出すと、自然と背骨もまっすぐになるのが感じられると思います。
(2)椅子と腰の間の隙間にクッションを挟み、背筋が無理なくまっすぐな位置に固定されるように調整します。
クッションは柔らかすぎないものがおすすめとのこと。
(1)椅子の高さを調整し、両足を床につけましょう。
両足が床につき、膝の角度が90度くらいになるように椅子の高さを調整します。
そうすることで、骨盤が左右水平になり、太ももの負担が軽減されます。
「地に足がついた状態」を再現することにより、踏ん張りがきき身体のバランスが取れるようになるため、足を組む回数も減るそうです。
(2)椅子が高い場合は、足の下に踏み台を置きましょう。
踏み台は、読まなくなった雑誌を紐で縛ったものを使えば、床を傷つける心配もありません。
※使われている機材や椅子や机のサイズ、またはご自身の体格などにより、効果には個人差があります。
まとめ
絵を描くときの背中の痛みや腰痛、身体の不調を予防するための、椅子での正しい姿勢の保ち方のご紹介でした。イラスト制作の際は、ぜひ整体師さんのアドバイスを参考にしてみてください。
身体の不調や痛みを感じた場合は無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。
最後に、新条香さんのTwitterをご紹介します。普段はアシスタントをしながら漫画やイラストの制作をされているそうです。
素敵な作品をご投稿していらっしゃいますので、ぜひご覧ください! 新条香さんのTwitterはこちら