靴ひもがなく、カジュアルに履きこなせる「ローファー」。キャラクターイラストの制作でも学生やカジュアルな仕事服など、ローファーを描く機会は多いと思います。
今回は、Pixivから吉田鳶牡さんのご投稿を紹介。ローファーの資料や描き方の手順を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
ローファーの描き方をイラスト解説
①ローファーの構造を理解する
吉田鳶牡さんによるローファーの描き方のまとめです。
描いてみるとゾウリムシのような形になってしまうローファーですが、靴の構造や形が崩れない描き順を覚えてしまいましょう。
ローファーを分解した図を載せています。
ローファーを細かく描く場合、構造を理解しているのといないのでは、仕上がりに差が出てしまいます。プラモデルを作るうちにモチーフの形を覚えて絵が描きやすくなることがありますが、同じ原理とのことです。
②ローファーの上面図・側面図
ローファーの上面図と側面図を載せています。
上面図を見ると、足の甲を覆うサドルの部分の装飾が分かりやすいですね。側面図では、つま先の甲の部分が凹んでいることや、靴底の地面からの高さがよく分かります。
ローファーの絵を描く際は、向きが近いローファーの資料を参考にすると描きやすいです。
③ローファーの描き方の手順
実際にローファーを描いてみましょう。形を崩さずにローファーを描く手順のご紹介です。
- 足の形を描きます。
- 足の中心を決めて補助線を引きます。
- ローファーの靴底を補助線に合わせて描きます。
- ローファーの上面を足の形に合わせて描きます。
- ローファーの装飾を入れます。
- 余分な線を消してローファーの完成です。
いきなりローファー本体や装飾から描き始めるのではなく、最初に足のアタリを描き、中心線を決めているのがポイントです。大枠の足の形を定めておくことで、足を覆うローファーや細部が描きやすくなります。
ローファーは靴底から描き始めています。足の甲から描くとゾウリムシのような形になりがちなので気をつけましょう。
まとめ
ローファーの資料や描き方の手順のご紹介でした。ローファーの描き方のコツや作画手順をお探しの方は、吉田鳶牡さんの解説を参考にしてみてください。
最後に、吉田鳶牡さんのプロフィールをご紹介します。
吉田鳶牡さんは漫画家をしていらっしゃいます。PixivとTwitterでは他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!
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