キャラクターの衣装デザインで見かけることが多い「白手袋」。身近な服飾の手袋ですが、作画の際、間違えてしまいがちなさまざまなポイントがあります。
今回は、Pixivからはるると狗飼さんのご投稿を紹介。手袋を描く上で間違いやすいポイントや、正しい手袋の描き方を見ていきましょう。
※この記事で紹介している内容はご本人の許可を得て掲載しています。
この記事の目次
手袋の描き方。間違いやすいポイント
※当記事では、フォーマルな場で着用する白手袋の描き方をご紹介しています。軍手や日用品の手袋の特徴とは合わない点がございます。
間違いその①:親指の外側に縦の縫い目がある
親指の外側の側面に、縦方向の縫い目を描いてしまいがちです。正しくは、人差し指側に伸びて手のひらと繋いでいる、親指の付け根を一周する縫い目だけです。
この縫い目の間違いは多いので、注意しましょう。
間違いその②:親指の下に縫い目がある
親指の下の縫い目も描いてしまいがちです。実際には、親指の下に縫い目はありません。
この間違いも多いので、注意が必要です。
間違いその③:手袋の甲側で、親指から真下に縫い目が伸びている
手袋の甲側で、親指から手袋の口まで縫い目を伸ばして描きがちです。縫い目は親指の付け根を一周しています。
間違いその④:手袋の甲の筋が4本描かれている
小指から人差し指までの数に合わせて、手袋の甲の筋を4本に描いてしまいがちです。正しくは、手袋の甲の筋は3本です。「指の間に筋が入る」と覚えておきましょう。
間違いその⑤:手袋の甲に筋がない
同様に、手袋の甲に筋が入っていないのも間違いやすい点です。手袋の甲の3本の筋を描き忘れないようにしましょう。手袋の甲に筋が描かれていないと、手術用の手袋など、他の種類の手袋に見えてしまいます。
間違いその⑥:手を入れる口の箇所がスカート状に開いている
手袋の手を入れる口の箇所は、スカート状に広がっているのではなく、円筒形です。
まとめ
手袋を描く上で間違いやすいポイントのご紹介でした。正しい手袋の描き方や縫い目の位置が分からずにお悩みの方は、はるると狗飼さんの解説を参考にしてみてください。はるると狗飼さんは、他にも鉄道員の手袋についての資料もご投稿されています。
Pixiv 「はるると狗飼さん 鉄道員の手袋 (資料・講座)」
Pixiv 「はるると狗飼さん 鉄道員の手袋-縫い目編(講座・資料)」
最後に、はるると狗飼さんのPixivをご紹介します。他にも素敵なイラストを投稿されているので、ぜひご覧ください!
はるると狗飼さんのPixivはこちら